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玉野競輪場の「瀬戸の王子杯争奪戦(G3)」は1日に2日目を迎えた。 初日特選から連勝ゴールで通算500勝を達成した平原康多に話を聞いた。
初日特選は眞杉匠の先行から抜け出し1着スタートの平原康多。
2日目は後輩・森田優弥の早めの巻き返しから差し切っての連勝ゴールで節目の500勝を達成した。
レース後、バンク内で行われた勝利者インタビュー&500勝達成インタビューでは
「ここ最近はなかなか勝つ事が出来ていなかったので嬉しい。今回達成できたのも眞杉と森田のお陰です。
(本田晴美に『連勝で勝ち上がったということは期待しても良いんでしょうか?』と聞かれ)頑張ります(苦笑)」とコメント。
その後の共同記者会見では「(500勝達成した率直な気持ちは)自分も年を取ったなという感じです(苦笑)。
二次予選は車番も悪かったし、かなり不利な展開(東矢圭吾に突っ張られてしまう展開)になると思っていた。
作戦は大方それを見込んで考えていたし、森田が凄く頑張ってくれた。森田君が踏み出した時はすげーダッシュでしたよ(苦笑)」。
「3番手に東矢君が入ったのは分かっていたし、自力選手なので後ろをごっそり連れられたら困りますから。
自分がうまく牽制できたかは分からないけど、ワンツーが決まって良かった。
前回と同じ自転車で来たけど、煮詰めてきたのが良かったのか上向いてきたのかな」間に苦笑いを挟みながらも表情は穏やかだった。
「記念の初日特選はG1を走っている選手だし、そこで勝てたのは自信になりますよね。これが始まりだと思って頑張ります」と締め括った。
前を走った森田に「(平原の)500勝まであと1勝って知っていたでしょう?」と記者からの質問が飛ぶと「えっ!? 知らなかったです…。精一杯走っているのでそんなに余裕はないですよ(苦笑)」との応えた。
予想外の回答にその場にいた記者全員が驚いたが、それはそれで森田らしい一面のように思えた。
戻って来た平原に拍手をし、先輩の節目の記録達成を祝っていた。
連勝とリズム良く準決勝を迎える平原。この勢いに乗って準決勝で501勝を飾ってもらいたいところだ。