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松戸競輪場(前検日コメならウィンチケット杯)2日目の第3レース。序盤から力強く主導権を握り、そのまま白星を飾ったのは山﨑廣巳選手(93期・新潟)だ。レース直後、取材に応じた山﨑は「余裕もありましたし、展開を味方につけられました」と勝因を分析しつつも、どこかやりきった表情を見せてくれた。まさに、日頃から積み重ねてきた練習の成果を、勝負所でしっかりと発揮してみせた。というところだ。
~背景には、最近の練習方法の変化?~
「最近までずっと室内でのトレーニングがメインだったんですけど、やっぱりバンクに出ると感覚が戻ってきますね。空気感だったり、ペダルを踏み込んだときの感触だったり……改めてですけど、その違いを肌で感じています」
そう語る通り、最近バンク練習を再開させたという。室内で養った力に加え、バンクで培われる感覚をアジャストさせることにより、脚感は一気に向上。
その成果、徐々に、そして確かな結果となり始めているのだ。
~練習スタイルにまつわる “大切な存在”とは?~
山﨑は、プライベートでは4年前に結婚。2年前には待望の息子が誕生し、生活スタイルは大きく一変した。育児と競輪選手としての活動を両立させるため、一時期は室内トレーニングを中心とする日々が続いていた。
しかし、愛息も健やかに成長して2歳を迎えた。「遠征から帰るたびに成長を感じるんですよね。まだこんなに小さくて、本当に、かわいくて。早く会いたいです」と目元を緩ませ、愛情たっぷりの“パパ”の素顔を覗かせる。
子育てにも少しずつ気持ちの余裕が生まれてきたことで、立川が終わった9月末頃からバンクでの練習を再開。愛息のすくすくと育つ姿が、アスリートとしての山﨑選手の背中をそっと押してくれたのだ。
「自分のためだけに走っているんじゃなくて、家族のために走れることが幸せ」
家族という守るべき大きな存在ができたことは、山﨑選手にとって大きな変化で、最高の支えだ。「家族のために頑張るし、勝ったら絶対喜んでくれると思う。ピンピンに行けるように頑張ります!」と、最後は力強く意気込みを語ってくれた。
愛する家族のために。これまで以上の思いとパワーで最終日はどんな走りを見せてくれるか。