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松戸競輪初日は、鮮やかな捲りでの白星。そして続く2日目は、序盤から主導権を握り理想の展開での連勝。圧巻の走りで決勝に進んだ高木萌那(福岡・126期)が見据えるのは、“明日の決勝での優勝”そして、その先にある“GIでの勝利”だ。
高木が着用している「猪突猛進」のユニフォームは、福岡・小倉の先輩である那須久幸選手(福岡・71期)を「いのしし」と呼んでいることから、高木が手作りしたらしい。
初日の捲り、2日目の先行での白星は、まさに、ユニフォームに刻まれた「猪突猛進」の言葉そのものだ。
そんな高木の走りを支えているのは、「GIで勝ちたい」という強い思いだ。
松戸での2日間、脚の調子は悪くないらしい。
それでも高木は今日のレース後も「今の走りじゃGIでは勝てない」「ベースの速度をあと5キロ、いや10キロ、10キロは上げすぎか…」と、と振り返る。
いつも主語には、“GI”があるのだ。
実は高木は、6月のパールカップでは補欠1番手からの繰り上がり出走。
そして11月に控える地元・小倉での競輪祭(女子王座戦)でも、(10月4日現在で)補欠1番手でまだ出走できるかどうかの発表はない。
実力は確実にトップクラスへ迫りながらも、あと一歩でストレート選出を逃し、出走枠が「運」に左右されるもどかしい立ち位置にいるのは確か。
巡ってきた運をしっかりと掴み取れているのは、高木の努力の結果だが、
本来なら一発で選ばれたい。だからこそ、常に上を上を見据えているのだ。
着実に白星を積み重ね、得点を底上げし、GIの舞台で勝つための準備を怠らない。
「運が味方するか」ではない。自らの努力でチャンスを手繰り寄せ、頂点へ突き進む。 明日の決勝での優勝を掴み、地元・小倉の競輪祭でいつでも走れる準備は着々と整っている。彼女の「猪突猛進」は、どこまで加速していくのか――。