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デビューしたばかりのルーキー小原乃亜(岩手・130期)。
昨日は、「初めての大宮で、500バンク自体もルーキー時代以来で2回目」と、やや緊張した表情もにじみ出ていたが、大宮独特のスケール感をものにするため、様々な選手のレース動画を見返し、頭の中で何度もイメージトレーニングを重ねてバンクに乗り込んだ。
そして、今日。初めての大宮バンクを一走してみると…。
「イメージしてきたんですけど……いざ走ってみると、やっぱり難しかったですね」と、
レース後に放った言葉は、組み立てに関しての反省の言葉だった。
「1着になれたのは良かったですけど、本当はもう少し早く仕掛けられればよかった。でも、タイミングが難しくて……」
画面越しのイメージと、実戦でのレースの流れとのギャップにも苦戦したようだ。
「レースの流れもありますし、今後も色んな展開のレースが出てくるはず。良かった部分も反省点も、全部今後に生かしていきたいです」と、冷静にレースを振り返った。
そんな、ストイックにレースと向き合う小原だが、緊張感あふれる遠征先では、「癒やし」の時間を大切にしている。
小原が大好きなのはディズニー。母の影響で幼い頃から親しんできた夢の世界は、過酷な遠征を大きく支えてくれているという。
持ち込む遠征バッグには、お気に入りのキャラクターたちのキーホルダーがいくつも揺れている。中でも一番のお気に入りは『リトル・マーメイド』のアリエルだ。
「遠征にも(ディズニーの)DVDを持ってきていて、部屋で見て癒やされているんです」と、つかの間の休憩時間も大好きな映像の世界に浸り、張り詰めた心をそっと解きほぐしている。そうして英気を養ったからこそ、バンクに立ったとき、全力を注ぎ込める。
未知なる陸の世界へ憧れ、怖れずに夢へと飛び出していったアリエル。理想の走りを追い求め、様々な試練に挑む小原の姿は、どこか彼女が大好きなアリエルのまっすぐな生き方とも重なって見える。
明日のレースはどんな一面を見せてくれるのか、ルーキーの走りに期待だ。