京王閣競輪　最終日　渡部幸訓

＿京王閣競輪場で行われている「後閑信一名輪会杯＆報知新聞社杯（ＦⅠ）」は14日に最終日を迎える。決勝に勝ち上がった渡部幸訓に話を聞いた。

＿再度中野慎詞の3番手から優勝を狙う渡部幸訓

＿初日の渡部は展開が向かずに4着。準決勝は連係実績豊富なスーパールーキー中野慎詞のハコ回りだった。「中野君の番手を回るのは4回目。連係自体は6回目くらいかな。差せたこともあるし、ブッ離れた事もある。上手く連れ込んでもらいます」と意気込んでいた。

＿レースはチャレンジャーの立場だった松坂侑亮が押さえて先行。中野－渡部は6番手、7番手に置かれる苦しい展開も外々を中野が捲って前団をひと飲み。道中はアクシデントもあったが、渡部も続いて人気ワンツーが決まった。

＿「踏み出しは付けきれたけど、慎詞が外々を捲って行ったのでかなりキツかった。落車もあったが3コーナーでは追い付いたし周りはよく見えていた。ワンツーが決まってよかったです」と安堵の表情。

＿決勝は中野－坂本貴史－渡部と鉄壁の布陣を形成。別線の機動型はトップレーサーの仲間入りをした真杉匠と連勝で勝ち上がって来た地元の鈴木玄人。渡部は9月の立川開催で中野－新山響平の3番手回りから優勝している。好メンバーが揃い激戦必至の決勝戦だが、個人的には渡部の3番手強襲を軸に好配当を狙いたいと思っている。