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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で12日から「PIST6 ChampionShip2022-23」フォースクォーター・PIST6カップ1が開催された。
2日目の決勝(12R)に出走し、4度目の優勝を掴み取った木村皆斗に話を聞いた。
木村は雨谷一樹、河端朋之という名だたる強豪を破り、今回4連覇を達成。
前回のA級戦では同期の中島詩音に敗れて準優勝だったが、今回の優勝で雨谷一樹、伊藤信、根田空史に並ぶ4連覇を成し遂げた。
「数字はそうかもしれないけど、自分は今回のA級戦含めての4連覇。他の先輩方はSA混合戦での4連覇ですからね。
次、混合戦で優勝して5連覇が出来たら胸を張って言えると思う」と話す。
そして、決勝戦では119期で同級生の木村佑来-木村皆斗-石塚慶一郎が前団。タイムトライアル1位の村田瑞季は6コース。
木村佑来が上昇してきた村田を突っ張り先行態勢。2コースの木村皆斗は車間を空けながら後方の村田を牽制。残り1周で後方から村田が捲り上げるも届かず。
半周で踏み出した木村皆斗が捲っての1着となった。
「たまたまだけど、同期3人で表彰台に上がれたのは嬉しい。前の木村佑来君が村田さんの後ろにワープしない限り、この(決勝での)展開になると思った。最後方の村田さんを警戒しながら車間を切って牽制。残り半周で外を踏んだときに横に誰もいなかったので、そこで勝ちを確信しました」と決勝を振り返った。
木村は来期初のS級に昇班が決まっている。来期に向けては「力を出し切って僕の競走をしたい。PIST6でも競輪でもどちらも力を出し切りたい」と意気込んでいた。
今年最後の競走はこの後、19日からの西武園開催。そして来期一発目のS級デビュー戦は1月1日からの地元取手となっている。地元でのデビュー戦に向けても気合が入っていることだろう。
木村はまだまだ伸び代いっぱいの21歳。PIST6、現行競輪ともに今後の活躍に期待が集まる。