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丸山貴秀選手は「走注すら付けられないけど、できる限りの事はします」
11月25日から大宮競輪場で「日刊スポーツ杯争奪戦」のS級シリーズが開催されている。
最終日の27日に行われるA級決勝の11Rに出場する丸山貴秀選手に話を聞いてみた。
準決勝は荻原寿嗣のハコ回り。最終ホームからまくり返した橋本凌太にはバック線辺りで出切られたが、番手の隅直幸を阻んで荻原寿嗣をアシスト。結果は荻原寿嗣を交わせず3着となったが、初日特選の2着が効いて決勝進出を果たした。
「荻原君には『まくりでいいよ』と伝えておいたんだけど、気持ちよく駆けてくれて嬉しかった。橋本君のまくり返しが早かったのできびしかったけど、バック線辺りでスピードがあったので仕事ができました。初日(特選)が2着だったので、3着でも上がれるかなと思っていたのでよかったです」と振り返ってくれた。
それにプラスして「今期は2回も失格しているので、走注1個も付けられない状態なんです。だからおっかなビックリ走っています。隅さんを止めに行くのでも、極力触らないようにやんわり止めに行きました」と苦笑い。
決勝の事に話を振ると「車券を買ってくれる方には申し訳ないんだけど、さっき言ったとおり走注すら付けられない。だからキツいブロックはもちろんですけど、内に入ったり斬り込んだりもできないんです。本当に情けない話ですけど、どうかその辺りを理解していただければと。手枷足枷の状態の中でも、できる限りの事はしますけど。どうかよろしくお願いします」。