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500勝に王手の丸山啓一選手は「チャンスがあればモノにしたい」
11月25日から大宮競輪場で「日刊スポーツ杯争奪戦」のS級シリーズが開催されている。
2日目の26日に行われるA級準決勝の3Rに出場する丸山啓一選手に話を聞いてみた。
予選は突っ張り先行の荻原寿嗣の番手からキッチリ追い込んで白星を挙げた。これで通算499勝となって区切りの500勝に王手となった。
まずは予選の走りを振り返ってもらった。
「荻原君が強かったです。グングンとカカっていく感じがあって、車間を空けようと気がないのに空いてしまった。最後は差し切れたけど、引き込まれるような感じがあって本当に強かった」と話す。
今期は2班が故の予選スタートだが、立川の2着を除けば全て1着と抜群の成績だ。
「やっぱり息子(留依)の影響が大きいですよ。練習では自分の方が引っ張ってもらっている。それが今の成績に現れている感じだね。歳を取ると気を抜けばすぐに成績が落ちる。一時期は『息子がデビューすればもういいかな』という気持ちがあって成績が急降下したから。今では色々な方達から『親子でS級』とか言われてもいるし、また一念発起して練習に打ち込んでいる。初日を勝てて500勝に王手という事になったけど、決勝で達成とかは考えていない。できる時にしっかり決めたいというのが本音ですね。脚の感じは凄くいいし、花田君は出し切るレースで頑張ってくれる選手。だから、チャンスがあればモノにしたい」。