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川崎ミットナイト競輪の初日が終わりました。
三レースで波乱があった以外は、順当な決着が多かった印象です。
前節走った選手と同様に、今日走った選手みんなに共通していたことは「バンクが重たかった」との事。
例えるなら「タイヤ引きをしているようにバンクに引っ付くような重たさ。周回から脚が削られるような感じ」と多数の選手から同じようなコメントが聞けました。前節でもそのようなコメントが多かったし、外にいても湿気が凄く、気温の高さもあってなかなか走りづらいコンディションのようでした。
初日からも二名。まずは今節の主力の一人であるこの人
8レース A級準決勝 23:00発走 川上 隆義 (栃木125期)
「(赤板で叩いてきた増田仁を)出させるつもりではなかったんですけど…。本当はライン四車だったし、突っ張ってペースに入れたかったです。あんな感じだと三番手の斯波(雅貴)さんも四番手の望月(裕一郎)さんも厳しくなっちゃいますよね。そこは申し訳なかったです。脚に余裕はあったので、突っ張る気しかなかったです。でも1走してみてバンクが重たかったですね。脚は余裕あったけど、感じはあまり良くなかった。たぶん日に日に良くなってくると思うので、大丈夫だと思います。」
明日の準決勝は後ろに鰐渕圭祐―樋口瑛土を引き連れて5連勝を目指します。
続いてはガールズからこの人
2レース L級ガールズ予選2 21:00発走 林 真奈美 (福岡110期)
「走路が重たかったですね。立ち漕ぎをしたかったけど…。欠場明けなのでもう一つだったけど、何もできなかったわけではないので。2走目も自力自在に。着も欲しいけど、力を出し切るレースもしていきたいし…。どちらを優先させるかは、レースにならないとわからない。でも、力を出し切るレースをしてそれで良い着が取れるのが一番ですけどね。しっかり身体のケアして頑張ります。」
前検日にはこんな話も
「2月あたりにコロナに罹って、2回目だったんですけど、その後遺症が酷くて。今までそんな事なかったのに、レースを終えると大げさに見えるくらい呼吸が苦しくて。心肺機能が著しく低下してました。何とかレースには参加して決勝にものれてはいたけど、見ている人でもわかるくらいいつもの自分の走りではなかったと思います。さすがにこのままではまずいと思って、思い切って先月は競走を休んで、身体を治すことと練習に専念しようと。斡旋メール来た時点で申し訳なかったですけど、不参加で断りました。1回目に罹ったときはそんなでもなかったんですけど、今回は酷かったです。今は何とか体調も戻して練習ができるまでに回復しました。」
選手でもコロナウイルスに罹った後遺症で苦しんだ人が結構いたようです。選手は常にケガや病気と闘いながらの競走生活ですので、林選手もまた、いつも通りの力強い走りを早くできるように願いたいですね。