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大宮競輪場の「KEIRINフェスティバルin第70回サンケイスポーツ杯(FI)」が20日に2日目を迎えた。 7RのS級一般で節目の通算100勝を達成した岸田剛に話を聞いた。
初日は仕掛けを逸して予選敗退となった岸田。2日目は記者達もビックリ。まさかのレジェンド・神山雄一郎に真崎新太郎の栃木勢を連れる番組となったのだ。番組を見た時に少々緊張した面持ちを見せていたが、レースでは突っ張り切れずも立て直してから捲りを放って、きっちりワンツースリーを決めたのだ。レジェンドの909勝か、100勝かという一戦だったが、岸田が振り切って通算100勝を達成した。
「基本は突っ張りだったけど、もうちょっと早めに車間を空けないといけなかったですね。技術的に足りなかったかも。捲って行ったときの出もそこまでよくなかったけど、何とか。という感じですかね。脚が足りなかったです」と反省面を述べたが、「まずは100勝を達成できてよかった。次は200勝ですね」と少し肩の荷が降りたようだった。
「実は、レース前に神山さんが励ましてくれて、自身を持って駆けてくれればみたいなニュアンスですかね」というエピソードがあったようだ。
久々に走る500バンクに関しては「ただ、500バンクはなかなか走る機会がないからなのか、距離が長くて見てしまいますね。33や400と比べてモガく距離は短くなるはずなのに、長く感じてしまう。まずは予選の分も取り返せるように頑張りたい」と特殊な500バンクに苦戦しているようだったが、勝ち上がれなかった分も奮起したいという気持ちを言葉に表した。
師匠は輪界最強の脇本雄太だが、最近アドバイスを受けたりは? という問いに「デビューしたてに1回くらい、ホームバックを取ってみたら? って言われたくらい。今年に入ってからですけど、自分が思ったことを聞けるようになりました。先頭で走れるように頑張りたい」と少々照れながら応えてくれた。
そんな岸田の最終日は先輩の渡辺十夢との連係で、神山雄一郎と山下渡の栃茨コンビとなったが、目標がいない櫻井正孝-佐伯翔がジカ勝負を挑むことになった。先輩が競り合う形とはなるが、先行一車の形だし、まずは連勝ゴールに期待したい。