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京王閣競輪場のナイター「後閑信一C&Kドリ杯&報知杯(FI)」が27日に最終日を迎える。9RのS級特選を走る林慶次郎に話を聞いた。
安定感が増した印象の林。グレード戦でも1着が増えており、存在感を示している。
その林は更なる「上」を目指す。
「裏開催は別として、記念では二次予選の突破が壁。SSや上位の選手とあたった時に勝てない。後手を踏んでも巻き返せるように、スピード練習を意識してやっている。カマシや捲りに出た時、その成果が出ているように感じますね」
準決勝は初日シード組の根田空史を相手に力勝負。番手の坂本亮馬が遅れて、根田がはまって裸逃げとなり捲られ6着。それでも「着狙いでななく、仕掛けるべきところで仕掛けたい」と話していた通り、有言実行の攻めの姿勢は評価に値する。
スピードに磨きがかかれば、もうワンランク上で勝ち負けできる選手になれるはず。慶次郎(次男)はもちろん、長男の大悟(109期)、三男の昴(119期)もそろって好青年。“林3兄弟”の活躍に期待したい。