【京王閣Ｆ２ナイター】復帰戦の中井達郎「競輪ってこんなに緊張したっけ？」

京王閣競輪場の「TBカップ＆潤徳会杯＆報知杯(FII）」は6日、2日を迎える。10レースのＡ級準決勝を走る中井達郎に話を聞いた。

「競輪ってこんなに緊張したっけ？」とおどけた中井。

4月、弥彦の初日特選で落車すると、横突起骨折の怪我で戦線離脱。81日間の欠場を余儀なくされ、迎えた復帰戦。初戦は同県の後輩・松本京太が目標、2車単オッズは3.8倍と中井の差しが1番人気に推された。

レースは松本が前受け。別戦の原井剣也が押えると吉永和生まで上昇し、下げた松本がホームガマシ。3番手の湯浅は離れてしまうも、番手の中井はピッタリ続いて最後は差し切って静岡ワンツー。

復帰戦を勝利で飾った中井は「ラインのおかげ。カマシは作戦の一つだった。松本君はチャレンジでは突っ張り先行が主体、今後のためにも色んなパターンを身につけてほしいし、本人がやりたいようにと」と話すと、直接、松本本人へフィードバックを忘れなかった。

　肝心な状態面については「怪我をしても大きな影響はなかったし、しっかり練習できた。期のスタートから余裕を持って復帰できたので、体は問題ない。ここから調子を上げていってS級点を目指して頑張っていきたい」と語った。

準決勝はこちらも同県の後輩・菅原裕太との一戦。タテヨコ縦横無尽な菅原だが、百戦錬磨の中井ならしっかりと付けきって直線勝負だ。