グレードレース

【水戸黄門賞】競り負けた郡司浩平「狙われてしまう」と危機感を募らせる

2024/06/28

取手競輪「開設74周年記念・水戸黄門賞(GIII)」は28日、2日目を迎えた。8RのS級二次予選を走り終えた2着の郡司浩平に話を聞いた。

初手から青野将大の番手を巡り、郡司と「ジカ」宣言の小林令は激しい競り合いに。青野が松本貴治を押さえて先行態勢へ。後位がもつれたまま迎えた最終ホーム、小林が郡司をキメて番手を奪う。最後は3番手から郡司も意地を見せて2着に食い込むも、脆さが露呈した。

 

郡司は「相手の動き次第で道中は様子を見ながらだった。脚に余裕はあったけど、技術不足です。簡単に番手を明け渡してラインに迷惑をかけた。すぐに番手へ行かなきゃと思ったけど、皿屋さんが見えて踏むコースもなくて気持ちの弱さが出た。結果はラインで決まったとはいえ、内容はよろしくない。期待を裏切る走りをしてしまった」と猛省。

 

表情はどこまでも厳しく「レースの判断力や技術面がまだまだ足りないし、これでは番手を狙われてしまう。でも、練習の中で身につけていくのは難しいし、レースで覚えていかないと」と危機感を募らせた。

 

初日、2日目と番手回りだったが、準決勝は成田和也マークの自力番組。「気持ちを切り替えて臨む。自力の時は自力でしっかりと走りたい」と話した。山口多聞-坂井洋-吉澤純平の関東作戦にどう抵抗するのか。修正力、精神力が問われる一戦となりそうだ。

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