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3月5日(火)から6日(水)の2日間にわたって伊東温泉競輪場では卒業記念レースが開催。 予選競走(2走)を終えて決勝進出者が決定した。第126回生・女子決勝は以下の7名で行われる。
※女子は1日目に予選競走を2回戦行い、『着位合計の少ない者』から上位競走に順次進出する方式。
以下、在所成績上位3名による共同インタビュー
※在所順位は3月4日時点
在所1位 仲澤春香(なかざわ はるか)
――改めて、この1年間をふり返っていかがですか?
入所した当初はゴールデンキャップを獲得できて、始めが順調すぎたと思います。
ずっと伸び悩んだ時期もあったので、自分的には悩んでいた時期の方が長かったかなと。
でも、HPD教場の男子メンバーからアドバイスをもらったり、
競技の大会に参加した際には太田りゆ選手や久米詩選手に声をかけてもらい、
周囲のアドバイスが成長するきっかけになりました。
――その言葉どおり、第3回記録会では2度目のゴールデンキャップを獲得しましたね。
はい。訓練では半日で2走して、妥協してしまうころもあると思いますが、自分は全力で一走一走に取り組めたと思います。
――予選2連勝で決勝進出を決めました。その決勝に向けて意気込みをお願いします。
予選では2走とも自分の力を出し切れたと思います。
決勝は悔いのない走りをして、応援していただいている皆さんが興奮するようなレースをしたいです。
在所2位 中島 瞳(なかじま ひとみ)
――競輪選手になりたいと思ったキッカケを教えてください。
自転車との出会いは幼稚園で、年長クラスの時からマウンテンバイクをやっていて、
小・中学校はウエイトリフティングに打ち込みましたが、川越工業高校に進学して自転車競技を始めました。
就職と大学進学で迷いましたが、最終的にはもっと高みを目指したいと思って高卒で養成所の受験を決めました。
――養成所での1年間はどんなものでしたか?
タイムも伸びましたし、プロとしての自覚を教官から教えていただいて意識的な面でも成長することができたと思います。
訓練も午前、午後とあってメンタル的にキツかったですが、その中で仲間たちと戦えたのは楽しかったです。
――ストロングポイントと課題を教えてください。
高校では短距離をやっていたけど、ロードの大会にも出ていたので持久力には自信があります。
スタイルは自力自在で、緩んだら行く、積極的にレースを運べるようになりたいです。
――最後に決勝に向けて意気込みをお願いします。
予選は自分でレースを動かせたと思います。
決勝メンバーもは自力や積極的なタイプが多いので、先行争いで引けを取らないように思い切りの良いレースがしたいです。
これまでの訓練では先行主体にやってきたので、デビュー後も先行主体に頑張っていきたいと思います!
在所3位・適性1位 高木萌那(たかき もな)
――競輪選手を目指したいきさつを教えてください。
幼少期からゴルフや野球を経験し、将来はプロスポーツ選手として自立した人間になりたいと思いました。
高校3年の進路選択で、祖父と父(和仁・76期 引退)が競輪選手であったことから競輪選手の道に進むことにしました。
よく家族で地元の久留米競輪場に父のレースを見に行っていましたね。ガールズケイリンはないですが、ダイジェストなどでチェックをしていました。
――自分の持ち味をどう捉えていますか?
トップスピードに入れてからの持続力です。
自分は適性試験での入所なので、本格的に自転車に乗ったのは養成所に入ってから。
スキルも何もないゼロからのスタートでしたが、キャップの色はモチベーションになっていたし
右肩上がりに着実にステップアップしていった結果、最後の記録会でゴールデンキャップを獲得できたので嬉しかったです。
――在所成績は意識しますか?
気にしていません。デビューしてからの方が比べられると思うし、今は力を付けることが一番だと思っています。
――憧れの選手である小林優香選手のどんなところに憧れていますか?
先行主体で学校時代も圧倒的な強さでしたし、デビュー後も「優香さん1強時代」を築き、自分もそうなりたいと。
また、人間的にも尊敬しています。でも、憧れているだけじゃなくて優香さんを超えないと、それ以上の選手にはなれないので頑張りたいです。
――最後に決勝に向けて意気込みをお願いします。
戦法としては自力自在を掲げています。
自分でレースを動かして面白いレースを見せられるように、そして優勝できるように頑張ります!