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玉野競輪場の「瀬戸の王子杯争奪戦(G3)」は29日に初日を迎える。 初日10Rを走る吉田有希に話を聞いた。
吉田は昨年の岸和田G1の落車から少々元気がなく、思いっきりのいいレースが減っていた。ただ、ここ最近は元気の良さを取り戻し、前回の前橋は連日平原康多を連れて全ツッパ。吉田本来の走りが見えたし、完全復活の兆しが見えて来たのではないだろうか。
「岐阜G1では補充だったけど、1着を取ることができた。前回の前橋は3日間全ツッパで2日目は1着を取れている。少し前までは駆けても捲られてしまうし、逃げることに対して嫌だなと思っていたけどそれがなくなった。調子も上がってきて元に戻りつつあると思う。自分は逃げだなと思えてきました」と話している表情も明るく、いつものにこやかな顔になっていた。
玉野のイメージを聞かれると「玉野はF1が2回、G2が1回で4回目。温かい時期しか走っていないので、冬の寒い時期はどうか分からないけど、走りにくさはないですかね」と話した。
初日は先輩の武田豊樹となったが「武田さんとは何度も連係しているし、決まっているイメージ。相性は良いと思っています。武田さんが後ろは安心というか心強いんです」と先輩との連係を楽しみにしていた。
このあとは地元ビッグが控えているし、それに向けてもいい流れで向かいたいはず。上昇気配を見せているし、この勢いでまずは今開催、良いスタートダッシュを決めたい。