FⅠ&FⅡニュース

函館サマーナイトGⅡ ガールズ優勝久米詩 S級優勝松浦悠士

2023/07/17

 

7月15日から行われていた函館サマーナイトフェスティバル(GⅡ)は17日に最終日を迎えた。

 

ガールズ決勝(11R)は発走直後に2番車野口諭実可が落車するアクシデント。約10分遅れての発走となった。早めに仕掛けた児玉碧衣に上手くスイッチし番手に嵌まった久米詩が直線一気の追い込みでサマーナイト初優勝。久米の後位にいた吉川美穂、石井寛子がそのまま流れ込む形で本命を背負っていた児玉碧衣は4着に沈んだ。3連単は⑥④③で47,600円と波乱の決着となった。

久米詩の喜びの声は以下の通り

「こんな立場ながら勝ってやろうという気持ちで走りました。再発走にはなったけどこれから先こういう事もあるだろうし、もう一度集中し直せました。展開も自分が思っていた感じになったし、今までだったら下げて3番手からだったと思うが番手で勝負できたので組み立て的には成長できたのかなと。脚を溜められたしゴール勝負デキそうな感じでした。色んな人に支えてもらった結果ですね」。

 

S級決勝(12R)は関東勢が前受け、単騎勢が中団に固まり脇本雄太-松浦悠士-山田英明の本線は後方からのスタート。単騎勢も脇本も動かずレースが動いたのは打鐘前。脇本の上昇に併せて佐々木悠葵がメイチの突っ張り先行。しかし脇本が力の違いを見せホームで叩いた。このダッシュに松浦は続いたが山田は追走出来ず単騎の松井宏佑がこの3番手に上手くスイッチ。単騎の新田祐大も捲りを打つも前のカカリがよく車は進まない。最後は松浦が図ったように寸差し。偉業のサマーナイト3連覇を達成。3連単は②①⑦で4,320円とガールズとは対照的に堅めの決着となった。

松浦悠士の喜びの声は以下の通り

「3連覇をしたことより(脇本雄太と)連係が決まったことが嬉しい。地区に関係なく長い距離を踏んで貰えたし、改めて強さを感じた。脇本さんとは普段から話しをしたり人間性も尊敬しているのでそういうところも今回付いた要因。スタートはとりあえず待って。前が踏んでいなかったら行くし、踏めばタイミングを見てって感じでした。踏み出しが合っても行っちゃうのは流石だし、最後の粘りも本当に凄かった。抜けるか抜けないかは全然分かりませんでした。今回GⅡを獲れたならタイトルにも手が届くと思うのでチャンスが来た時は獲れるようにしっかりしたい。自分の力でも獲れるように日々トレーニングします」。