実は、向日町競輪に良い思い出はない

向日町競輪　中井光雄記念杯でＡ級決勝に進出した石塚慶一郎

　石塚慶一郎はデビュー後、向日町開催で１着こそ少ないが、掲示板を外していない。本人に得意バンクじゃないの？と聞いてみると、意外な答えが返って来た。「本当なんですか？向日町の成績が良いって。高校時代から、いつもこのバンクを走る時には先生から説教をされていたし、走るのが嫌だったんですよ。その記憶があるし、自分では苦手なバンクと思い込んでいるんですが、成績に表れているんですね。相性が良いと。競技と競輪では違うのかな。言われるまでは全く気付いていなかったんですよ。そう思うと、いきなり駄目になるかも知れないし（笑）。今まで通りの気持ちで走ろうと思います。決勝戦は近畿の三人で決められる様に、先頭で持ち味を出し切れる様に頑張ります」。