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今回が12回目の参加となる宮倉は直前に体調を崩し、前場所を欠場。約2週間振りの実戦復帰となった。
状態面が気になるところだが、「練習もしっかりやってきたし、むしろ上がってきているよ。マイナスをプラスに変えていかないとね」とニヤリ。その言葉に新人記者は頭が上がらなかった。
PIST6に参加をし出してから調子も上がって来たというが、本当に58歳なのかと毎回疑いたくなるくらいに若々しい走りを競輪でもPIST6でも見せてくれる。
「PIST6は競走ギヤよりも重いギヤを踏むから脚も付く。それからね、ハンドル捌きも良くなってきたんだよ」とPIST6効果は絶大。
ただ、調子を上げている中でも不安はあるようで「3走目まではいいんだけど、4走目になると疲れがグッとくる。前回はギヤを上げたら踏み切れなかった。その辺りはギヤを下げたり、考えていかないといけないところだね」と眉をしかめる。
1日2走には数多くの選手が『疲れが…』と聞く。この辺りのケアや工夫は必須ということだろう。
『見せ場は作りたいね』という宮倉は毎走、出し切る競走を心掛けている。
衰えを知らぬ58歳。若手の機動型も多く集まったが、ベテランの気迫溢れる走りに今開催も注目したい。