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【燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯】赤パンが見納めになる清水裕友

2022/12/10

松戸競輪場のナイター競輪「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」は11日、最終日を迎える。11Rに出場する清水裕友に話を聞いた。

 

悔しい二次予選敗退となった清水は3日目、敗者戦回りとなった。後続を離しての1着ゴールとはなったが、押さえた土生敦弘が先行体勢に入り小林令にフタをされヒヤッとする場面もあったが、小林が土生の番手に追い上げ隊列が崩れたことで展開が向いた。

 

「位置にはこだわりたかったし、33で引いてしまったらというのがあった。1コーナーで仕掛けた時に後輪が滑ってしまった。でもそれは前に体重がかかっているし、後輪がドリフトするのは自分にとっては良い兆候」とレース後に話していた。

 

二次予選に関しては「カマしに行ったときに出切れると思って安心してしまったのもある。先行していた福永(大智)君が強かったですね。出切ってから考えれば良かった。情けないレースをしてしまったし、今日はしっかり1着を取らないといけないと思った」と悔しさを滲ませながらもその悔しい気持ちが今回の1着に繋がったのだろう。

 

帰り際に「自分はいつも負けたあと凄く弱いので。ズルズル引きずっちゃうんですよね」と自虐ネタで記者達の笑いを誘う場面もあった。

 

清水というとSS陥落が決まった訳だが、それについては「切り替えるというか、受け入れて頑張るしかない。来年こそは…とは言えないけど、いつかグランプリに出るという気持ちで一から頑張りたい」と話した。

 

ちなみにだが、3日目同様に清水と対戦することとなった土生はメンバーを見て「また清水さん…。畑段(嵐士)さんと一緒に作戦練らないと。僕が怒ってましたよって書いといて下さいね!」と冗談を交えながらもかなり頭を悩ませていた。このことを書いて良いのか悪いのか新人記者は悩んだが、強敵の清水相手に他線はそれだけ頭を悩ませているということだ。

 

清水の赤パン姿は今開催の最終日で見納めとはなってしまうが、『SSとして来ているので、最後まで責任を持ちたい』と前検日に話していた言葉通り、最後も力の差を思う存分に見せつけて欲しい。