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8日から松戸競輪場で「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」が開催される。
9Rに出走する北井佑季に話を聞いた。
6月にS級に昇班してから9月には地元平塚開催でS級初優勝。さらには3度の記念を走っているが京王閣記念、富山記念と2回の記念優出を決めて勢いに乗る。
「長い距離を踏めているし、S級でも戦えている実感はある。ただ、決勝では自力を出して勝ち切れていない事が続いているし、まだまだ力不足」と話す。
話していて感じるのは『先行して勝ちたい』という気持ちの強さ。レースを見ていても気持ちいい逃げっぷりだと思っていたが、直近12場所でバック本数29本、逃げの決まり手は23本と文句なし。
特に今回は先行有利な33バンク。松戸を走るのは初めてだそうだが、「33バンクは力の差があっても先行して残りやすい。初日は地元の田中(晴基)さん、藤田(大輔)さんが付いてくれるので気合も入る。自分らしい走りをしてラインで決めたい」と気合が入っていた。
番手を回る田中晴基は「北井君とはありがたいことに結構連係させて貰っている。デビューしてから強かったし、自分が仕事するまでもないくらい強い。仕事するよりもまずは離れない事だね」と話していた。
まだ9車の流れは掴み切れていないと話す北井だが、力は確か。今回も持ち味の先行でまずは予選を突破を狙う。
更に、この後控えている地元平塚で開催されるグランプリシリーズへと弾みを付けたい。