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取手競輪では「おトクにPLAYオッズパーク杯(FⅡ)」が18日に2日目を迎える。7レースのチャレンジ準決勝を走る猿樂楓樹に話を聞いた。
大学2年生まで野球に打ち込んでいた猿樂。しかし、肘と肩の故障に泣かされ、野球の道は途絶えてしまったという。それでも縁はつながる。競輪との出会いが、新たな道を切り開いた。
「大学のトレーナーさんの接骨院で、師匠の日浅(保幸)さんと出会って競輪界へ」
決して順風満帆ではなかった。秩序違反により7月から4カ月に及ぶ自粛欠場。その期間は自戒の日々。自分と向き合い、ひたすら脚を磨いた。迎えた前回・伊東での本デビュー戦では、結果は文句なしの完全優勝を飾った。
「欠場中は、反省して練習するしかなかった。前回は優勝できたけど、師匠からはかなり厳しいことも言われた。今回は3日間、誰にも前に出させないように、しっかり走りたい」
今開催の127期は猿樂を含めて5人が参戦。初日は全員が勝ち上がり、順当にクリアした。本デビュー2戦目となる猿樂が、同期を相手にどこまで主役を張れるのか。注目だ。