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新山は「この優勝はラインのおかげ。新田さん、守沢さん、成田さんに感謝の気持ちで頭が上がらない。本当なら自分が前なのに、本気で獲ることを考えたら新田さんの後ろが一番優勝の確率が高いと思って、自分の気持ちを伝えて番手を回らせてもらった。位置取りから何から本当におんぶに抱っこで僕は番手から出ただけ。新田さんの頑張りを無駄にしないのが、僕の最低限やるべきことだった。調子が悪くないのは初日から分かっていました。新田さんのダッシュは凄くて『これが世界のダッシュ』なんだなと感じました。(番手が粘られる形になったが)番手を譲る気はなかった。転んでも坂井は潰そうと。自分自身余裕はあったし、ゴールまで踏める自信もあった。後ろのことは全然分からなかったので、ゴールまで下を向いてひたすら踏んでいました。(優勝が分かって)ガッツポーズはしようと決めていた。始まる前から声援が凄くて、背中を押されました。小倉は相性が良いですね。6年前のこの大会で新田さんに迷惑を掛けたのに、今回はお世話になった。恩返しできるように頑張って行きたい。ナショナルの練習や経験を経て、今の競輪に対応できている。ナショナルだったことは競輪がダメなら競技、競技がダメなら競輪で頑張るみたいな甘い考えがあった。今は競輪しか走る事がないのでより一層緊張感を持って頑張りたい」。
2着の郡司は「後ろ攻めだけは避けたかったんで。新田(祐大)さんが後ろになって赤板で来なかった時点で一発スピードに乗せてカマして来るなと思ってました。結果論だけど、(最終)ホームで成田(和也)さんや、平原(康多)さん、守澤(太志)さんがやり合ってるのを見てしまったのがいけなかった。あそこで詰まったんで1コーナーからだと苦しいけど、行ってれば新山(響平)の後ろに入れてたと思うので。今開催は日に日に良くなってきたのが収穫。新山の優勝でグランプリのメンバーが変わってきたので、その辺も踏まえてグランプリまでにしっかり調整していきたい」。
3着の小原は「(郡司)浩平が取れた所から何とかしてくれるだろうと思ってたし、全て任せてました。最後は守澤さんのブロックでスピードを殺してしまいタイミングを崩してしまい、スピードを殺された所で浩平が進みかけたんできつかった。それがなければ、優勝はなくても浩平を交わして2着はあったかもしれないので。反省点もあったけど、確定板に載れたし良い収穫になりました」。