【福井競輪 第41回共同通信社杯競輪GⅡ】2年ぶりビッグ参戦の上田尭弥、募る危機感

福井競輪の「第41回共同通信社杯競輪(GII)」が14日に3日目を開催。1R一般戦を走って1着の上田尭弥に話を聞いた。

　2年ぶりにビッグレース参戦の上田尭弥。3日目の一般戦、ビッグ2勝目をゲットも笑顔はない。「負けから突っ張る作戦だったのに情けない。久しぶりのビッグ、全然レースに加われていない」と肩を落とす。

しかし、そうも言っていられない。上田は来年2月の地元GI（全日本選抜・熊本）の出場へ、選考期間は（6月から）11月まで。残り2ヶ月が勝負になる。

　自動番組の初日は熊本の自力選手が揃い、東矢圭吾、上田、嘉永泰斗の並びになったが、鈴木玄人に競り負けて番手を奪われてしまう。

「チャンスのある位置だったのに、ヨコの甘さが。熊本も若手が増えて、もっと番手の機会も増えていくと思う。実際にF1とかでもあるし（番手が）できないじゃ意味がない」と危機感を募らせた。

　実際に九州全体で若手の自力選手が並ぶケースは増えているが、ちぐはぐ感も。自力もできて番手もできる、そんな選手が揃えば九州地区にとって大きな武器となろう。