アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
今期からS級に昇班したが、ここまで苦戦を強いられている三重の下岡将也。2日目先行押し切りで勝利を挙げた。
「初手はどこからのパターンでも行ける様にと考えてました。
打鐘で出て行ったけど、後ろの状況は全然分からなくて、もう必死でした。
脚自体は初日も良かったんですよ。それをしっかりと出せて良かった。
日頃、浅井さんと練習させて貰ったりして言われるのが、やっぱり先行しないと脚の感触は分からないよと。
最近なかなか先行が出来てなかったし、本当にその通りだなと思って…。
久々の1着で、少し気持ちは楽になったかも。
これからも頑張って行きたい。」
デビューしたての頃から彼を見ていたが、確実に力を付けてS級まで上り詰めた。
現状は苦しい戦いが続くが、まだまだ伸びしろはあると思うし、失敗を繰り返して成長するものだと思う。
焦らずとも自らのペースで前へ前へと歩みを続ければ自ずと結果も付いてくるはずだし、後はウィークポイントでもある気持ちの面を強く持ってレースに臨んで欲しい。
ちなみに和歌山での最終戦は吉田敏洋、吉田茂生と中部3人同じレースとなり話し合いの末、先頭を任せて貰い重役を担う並びとなった。
相手も強く一筋縄では行かないが
「めちゃくちゃ頑張るし、この並びになったので、とにかくやるしかないです!!」と語気を強めてそう話してくれた彼の瞳はメラメラと燃えていた。