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【京王閣・ミッドナイト】 多田晃紀は「しっかり自分の持ち味を出せるように頑張りますよ」
8月12日から京王閣競輪場で「ウインチケットミッドナイト競輪」F2・ミッドナイト競輪が開催されている。
13日に行われる2日目のA級準決勝の8Rに出場する多田晃紀選手に話を聞いてみた。
初日の予選は一番人気に支持された。正攻法の位置を取ったが、青板(残り3周)から同型の平川雅晃が上昇してフタをされた。赤板で外の平川雅晃が強引に叩き、打鐘では車を下げて5番手となる。キツい展開かと思われたが、バックまくりを放つとスピードが違っていた。一気に前団を飲み込んで峰重祐之介と徳吉広紀まで引き込み上位独占だった。京王閣バンクで5年間なかった「白星」を手にする事になった。
予選の走りを振り返ってもらうと「赤板で内から強引に行ったら失格まであると思ったので、無理をせず下げました。正直ちょっとビビっちゃって…。踏み出してまくりに行ったスピードはよく感じましたね。あと湿度の関係かもしれないですけど、少しバンクが重かったかな」と苦笑い混じりに話してくれた。
準決勝の事に話を振ると「初日はステムを少し長いやつに換えて走ってみたんですよ。踏み出しなんかは良かったんですけど、自転車の後ろが浮くような感覚があって、フォームも定まっていなかった。そこが気になるのでステムを戻すかどうかちょっと考えます。そこのところは練習の時に乗ってみてですかね。脚の感じは悪くないので、しっかり自分の持ち味を出せるように頑張りますよ」。
シード組の山田駿斗との対戦だけに楽ではないが、3車の数的有利さがある。出し切る走りができれば一発も可能なはずだ。