FⅠ&FⅡニュース

【西武園競輪・FⅠ】緑川修平が逃げ切って1着スタート

2022/11/19

19日から西武園競輪場で「デイリースポーツ杯」が開催されている。

2日目準決勝4Rに出走する緑川修平に話を聞いた。


初日は打鐘で動きを見せると、最終ホームで一気にカマして番手の金子兼久と2車で先行。

押し切り、逃げ切っての1着スタートを飾った。


レース後には「直前の岸和田と青森ではどちらも予選で悪いクセが出てしまい、構えてしまい大敗。

西武園は捲りが効きづらく、先行有利。今回はしっかり仕掛けようと思っていたのでよかった。

金子さんに差されたかと思ったけど押し切れたのは嬉しい」と笑顔を見せた。


先輩から聞いた『緑川は昔から逃げたら強い』という話を本人に話した事がある。ふとした会話だったがそれを覚えてくれていた。

「記者さんが逃げたら強いって以前、言ってくれましたもんね。年齢的に番手を回る番組もあるけど、自分の武器は『先行』基本は自分でやりたいなと思った。

出し切れないで大敗するよりも、同じ大敗なら出し切った方がいい。準決勝も思い切っていきたい」と熱く語った。


そして、またふとした会話だったが、同県で後輩の新田祐大についての話も出た。

「一緒に練習をしていたのは新田君がナショナルの為に伊豆にいくまでの半年間。短い期間でしたけどね。今やグランドスラムを達成したし、本当に凄い。

皆天才肌かと思っているかもしれないけど、彼は努力家。朝から晩まで練習するくらいですからね」。


「結構前だけど、一時期は自分がどこでも捲ってしまうから『A級の新田祐大』っていじられていたときもありました」と苦笑いを浮かべながらも教えてくれた。


失敗することも多い緑川だが、前に出切ってからの走りは「パワフル」そのもの。

準決勝の相手は加藤健一に特選組の池野健太とメンバーはかなり濃くなるが、今回も緑川の思い切った仕掛けに期待したい。