FⅠ&FⅡニュース

【西武園競輪・FⅠ】山本勝利 「相手が嫌がる様な先行選手を目指す」

2022/11/18

19日から西武園競輪場で「デイリースポーツ杯」が開催されている。

初日9Rに出走する山本勝利に話を聞いた。

 

7月にS級に昇班した山本はA級時代から気持ちの入った先行を見せていた。

毎回、『自分らしいレースをしたい』ブレない芯の通った若者だなと思っていた。

 

S級に上がってからもレーススタイルは変わらず。気合の入った先行に加え、ドカしたりとヨコの動きも取り入りながら更に熱いレースが見受けられるようになった。

 

「師匠から教え込まれたし、師匠もヨコをやる選手なのでそこは譲れない。ただ、S級に上がってから幅が広がった気がする」と話す。

そして、師匠の山崎充央には、ヨコは出来た方がいいと選手になってすぐに叩き込まれており、山本自身もヨコは譲れないと前々から話していた。

同門で同期の水森湧太も以前、同じ事を言っていたが2人とも師匠の意思をしっかり受け継いでいた。

 

S級に上がってからについては「A級の時は力で勝てたけど、S級はそうはいかない。狙いにいったりはしないけど、叩かれてしまってもドカして位置を取る。今のところヨコで負けてないんです!」と最後にニヤリ。

 

今の目標を聞いてみるとバック数と逃げの決まり手。「先行でやっていくには増やしていかないと。後は、別戦の自力選手が『嫌だな』と思われる選手になりたい」と今後へ向けて意気込んでいた。

 

初日は會澤龍-渡辺正光の東北2車に伊藤裕貴-水谷良和の中部2車。先頭を任された山本勝利には横山尚則-原田泰志で関東3車とライン的には有利になった。

 

カントがなく、捲りが効きづらい西武園バンク。先行意欲のある山本にはバンクの特性も優位に働いてくれるかもしれない。まずは予選の走りに注目したい。