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高松競輪 2日目 4R 4番車
中井勇介 選手
記者「フレーム本物でしたね。」
中井「ほんまですね。でも、それだけじゃないんですよ。実はめっちゃ心に刺さるアドバイスを貰って。」
記者「誰からですか?」
中井「それが一般の人なんです。全く競輪も知らない素人なんですよ。前から知り合いだったんですけど、高知のアドバンスに行く前にアドバイスを貰ってそこからですね。」
記者「どんな内容のアドバイスだったんですか?」
中井「僕らって競輪をずっとやって知識があるじゃないですか。だから名前を見てビビっちゃったり、無理駆けしちゃったり。固定概念があるんですよ。でも、素人の人からすればそんなの関係ない。『何であんなに早くから仕掛けるの? 何で行かなかったの? 』って。ラインについても言われたんです。『後ろの人は勇介に付きたいって選んで付いてるんでしょ。勇介が1着取る走りをすれば、着いてきたら2着だし、抜けば1着じゃん。後ろの事ばかり気にしちゃダメだよ。自分が勝つ事を考えなきゃ。』って。もうそれがドンピシャで心に刺さって。確かに今までは後ろを気にし過ぎていたんですよ。僕の中では心の師です。フレームもアタリではあるけど、気持ちの部分が大きい。ちょっと遅い気もするけど、この出会いとアドバイスが僕の転機になった。それをモノに出来た事に感謝ですね。今回、帰りに師匠にお土産買って帰らんと(笑)。」
固定概念を取っ払い一皮むけた中井。いいアドバイスを聞き入れたのも、それを受け取れる中井の人柄があってこそ。まだまだ快進撃は続きそうだ。