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平塚競輪ミッドナイト(七レース制A級三班戦)の二日目が終わりました。
順当だった初日と違い、難しいレースもありました。
ただ、決勝は中西勇の脱落はありましたが、125期勢が勝ち上がって力勝負になりそうな様相。関東は三車で結束するのはプラスか。
その関東勢をけん引するのはこの人
七レース チャレンジ決勝 23:30発走 藤田 祐大 (茨城125期)
「赤板過ぎからは布居翼さんに内から来られないように締めるしかなかったので。外から一気に来たけど合わせられないので、下げてから前の動き見てホームから一気に仕掛けました。そこからはいつも通りに走れましたね。落ち着いていたと思います。」
明日は関東ライン三車の先頭で戦い
「三人で話して僕―近藤圭佑さん―土屋仁さんで連係します。近藤さんとの連係はあります。まずは自分の走りをすることが第一で、それで先輩方を連れてワンツースリーを決められるように頑張りたいですね。」
続いては個人的に取り上げたかったこの人
四レース チャレンジ選抜 22:09発走 明星 晴道 (愛媛82期)
「田村裕也君が気合い入っていたね。梶應(弘樹)さんの後ろに続けてラインで決まって良かった。明日は?片折勇輝君―大竹慎吾さんの九州勢がいるけど、塚本貴雄さん次第で、塚本さんが九州行くなら、自分は先手ラインからどこかでチャンス狙いたい。」
明日は先手からどこまで突っ込めるか。と、ここからが本題?で…。
(先日の息子さん、おめでとうございます)…明星選手のご子息は笠松競馬場所属の明星晴大(せいだい)騎手
「ありがとうございます。新緑賞(※笠松競馬場重賞・中京スポーツ杯第51回 新緑賞)ですよね?まさかまさかウチの息子がいきなり勝っちゃうなんてね。勝ったゴーゴーバースデイって馬は二歳のデビュー時は結構成績の良かった馬みたいで、最近は成績良くなくて新緑賞では10頭立ての9番人気だったみたいだったけど。当日の4月29日は、今回の平塚に前乗りしようと思っていたのでタイミングが合ったので現地で応援してみようかなと。そのタイミングで重賞初制覇を見れたなんて。運が良いです。これも乗せてくれた所属の後藤佑耶先生であったり、馬主さんであったり担当の厩務員さんであったり周りの関係者の温情と尽力のおかげですね。去年の四月にデビューした新人が勝てたのは大きいと思います。しかも当日の笠松競馬場はイベント(『ウマ娘 シンデレラグレイ』コラボデー)があって、一万人以上のお客さんがいたそうで、そんな大勢の方の前で勝てるチャンスはなかなか無いと思います。あいつにとっては忘れられない日になったでしょうね。周りの関係者に信頼されるジョッキーになりなさいと言い続けてきたし、今回みたいに少ないチャンスをものにできれば段々と信頼されて良い馬にも乗せてもらえて勝ち星にもつながるでしょうからね。将来的には笠松で今活躍されている先輩の渡邊竜也騎手みたいになれれば理想ですよね。」
続いて
「競輪では子供さんがボートレースの選手になっている方が多いですけど、競馬だと静岡の神尾敬冬君の妹さん(川崎競馬場所属・神尾香澄騎手)くらいですかね?神尾さんは南関東競馬の川崎所属だからまず乗せてもらうのだけでも大変。そんな中でも頑張っているのだから凄いと思います。笠松は所属騎手が少ないからウチの子は比較的乗せてもらえるほうだと思う。頑張っていると思うけど、あまり褒めると図に乗っちゃうから、厳しく見守るつもりですよ(笑)。でも肝心の親父の成績が良くないと笑われちゃう、自分が頑張らないと。ともかく、晴大には成長していって遠征競馬に乗せてもらえる騎手になって欲しい。高知競馬場に来てくれたら、応援に行けるんだけどなぁ。」
厳しくも暖かい眼差しで話してくださいました。明星晴大騎手は笠松でも期待の新人とも聞きます。これからの活躍に期待したいですね。