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大宮競輪「デイリースポーツ賞」は18日に準決勝戦が行われた。初日に勝ち上がりに失敗した小埜正義が落車復帰後に初勝利。レース後に話を聞いてみた。
レースは目標の田中誇が最終ホーム過ぎ1角から一気にカマシ返す展開。その動きに小埜はきっちり続いて直線で田中を一気に捉えた。「田中君が強かった。それに良いタイミングで行ってくれて。本当に田中君様々ですよ」とまず、前で動いた田中を称えた。
落車では複数の骨を折り、集中治療室に3日ほど入って、生きるか死ぬかの瀬戸際を乗り超えて復帰した小埜にとって、この1勝は嬉しい上に通算400勝と節目の勝利となる。「まず、復帰してからは人の後ろに離れないことだけを考えて走っていた。それで勝てたんだから本当に嬉しいし、何よりも南関の後輩の頑張りで決められたのは言うことなしですね」と、うれしさで満面の笑み。
来期はS級に復帰となる。「今回をきっかけにもっと上がっていきたい。目標としては次ぎのS級でしっかりと走り、S級の点数を確保できるようにしたい」と力強く言い切った。
今回はA級の一般戦での1勝ではあるが、この勝利は小埜にとっては意味のある大きな勝ち星となった。