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【取手競輪FⅡモーニング】やったぜ通算500勝達成! ベテラン浦山一栄

2025/08/05

取手競輪 浦山一栄

取手モーニング競輪「競輪公式投票CTC杯(FⅡ)」は準決勝戦を迎えた。新人がひしめくシリーズだが、ベテラン浦山一栄が節目の勝利を決めた。レース後に話を聞いた。

                 

浦山は競輪選手として1993821日伊東競輪場でデビュー(169着)。その初日に1勝してから選手歴32年目にして500勝達成に成功した。「500勝は意識したって? 前の400勝の時はなんともなかったけど、今回はめちゃくちゃ緊張しましたよ。そりゃ、自分は3期目だし、レースでは新人と一緒になることが多かったりで、勝つか辞めるかのどちらかの状態だったし。500勝するのもどうかと思っていました」と現況の素直な気持ちを吐露。それでも諦めずに当開催に参加した。「その事は嫁にも言っていたし、勝負しようとは思っていた。それもあって、(勝ちを)意識しすぎたあまり、緊張して後ろにも迷惑をかけるようなレースになってしまった。(急にバックを踏んだりと)後ろには迷惑を掛けた。それでも、こんなじじいに付いて貰って(茂木、平澤には)嬉しいし、感謝です」。

 

浦山はデビュー以来、自力で戦ってきた選手。そのスタイルはS級でも貫き通し、グレードレースでも活躍した。今はステージがチャレンジ戦となったが、タテの脚は健在。「(500勝を決めるレースが)後輩の番手という可能性もあったけど、自力で勝てたのは良かった」と終始自力を通す浦山らしい発言だった。ただ、レースに関しては内容(急激にバックを踏み後ろに迷惑を掛けた)が良くないと感じているようで「正直あの内容では499.5

ですね。あれでは500勝とは言えない」と自分の走りを素直に反省する場面もあった。「500勝したことで、明日もう1勝できるように頑張りたいと思うようになった。これからはもっと貪欲に勝ちにいきたい」と、節目を達成したことによって、浦山の心に新たな『闘争心』が生まれたようだ。さらなる今後の活躍に期待したい!

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