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玉野競輪場では「ひろしまピースカップin玉野(G3)」が12日から初日を迎えた。 初日の9R一次予選を走り終えた吉田有希に話を聞いた。
初日は前受けから下げて前団のもつれを打鐘で一気に叩き切った吉田有希。番手の雨谷一樹を振り切り、3番手の中川貴徳までラインで上位独占を決めた。
吉田はレース後に「雨谷さんがスタートを取ってくれたし、今日はスタートでレースが決まったと思う。前がゴチャゴチャしているのは分かったけど、踏んだ後は絶対に緩むので、緩んだところを目掛けて行った。バンクは重たそうに見えていたけど、自分はむしろ軽いなと思った。タイムはよくないかもしれないけど、自分の感じはよかった。今日は雨谷さんと中川さん。頼もしい先輩が付いてくれていたので、気にせずに走れました」と先輩達に感謝しながらも笑顔でレースを振り返った。
「練習は調子がよくなくて千切れたりしたけど、レースは問題なく走れた。この寒さの中で動けていたし、調整もうまくいったんだと思う。ただ、寒暖差でノドをやられた。走りは問題ないので、呼吸だけ。加湿器でしっかりノドをケアしたいと思います」と少々不安を持って挑んでいたようだったが、しっかりと調整できて満点のレースを披露。
急に寒くなったことに加えて、1日の中でも寒暖差があって体調を崩しやすい時期。吉田も寒暖差に悩まされているひとりだが、ゴホンゴホンと咳をしながら「なんか、壊れたバイクのエンジンみたいっすね」と最後の最後に記者達の笑いを誘うのも忘れてはいなかった。
写真撮影の際もポスターに写っているひろしまピースケのマネをしながら、いつものお茶目な姿を見せた。