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松戸競輪場の「ベルハンマーカップ(F1)」が24日に初日をを迎えた。 初日の7R ガールズ予選①で1着の仲澤春香に話を聞いた。
期待のガールズルーキーでもある仲澤春香が当地初登場となったが、ホームからの豪快なロング捲りを放って堂々の1着スタートを切った。
レース後には「前々に踏むのは自分のいいところでもあるけど、それだけではダメ。岸和田でのこともあったので、焦って行かないようにしていました。でも、落ち着いて行こうと思っていたら落ち着き過ぎてしまって、最後は(締め気味に捲る形になって)危なかったですね」。
「自分のスタイルで戦うことも大事だけど、違う部分も出していかないと。今後、ぶち当たる壁でもあると思う。流れを見ながらだけど、そういった戦い方も意識していきたい。ただ、33なので捲りに行くのも落ち着き過ぎたらダメですけどね。今日(初日)も1センターで誰も踏まなければ行こうとも思っていたので」と振り返った。
初めての松戸バンクの印象について聞いてみると「カントはそこまでなくて、コーナーでぶつかる感じもなかったので、奈良とかみたいな走りにくさはなかった。走りにくい感じではなかったけど、松戸は直線が短い。その辺りも頭に入れながら走りたいですね」と応えた。
ボート競技からの転身ということもあって、ポテンシャルこそあるが、自転車の扱い等に関してはまだまだ課題だと話す仲澤。今はナショナルチームの練習生ではあるが、ポテンシャルは光るモノを持っている。
ボート競技ではイップス(心理的な原因によって運動障害が生じ、思うようなパフォーマンスを発揮できなくなる症状)で苦しんだが、その苦しみを経験した強さも持っている。まずは連勝で勝ち上がって、当地での完全優勝に期待したい。