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21日から宇都宮競輪場で「JCCロードレース記念杯」が開催される。初日5Rに出走する治田知也(ハッタ トモヤ)に話を聞いた。
養成所時代には第3回記録会でゴールデンキャップを獲得した治田。本格デビュー後の地元・弥彦開催で完全優勝を果たし、ポテンシャルの高さを見せつけた。
そんな治田の師匠はガールズ1期生の加瀬加奈子。なかなか男子選手がガールズ選手に弟子入りとは珍しい。どんな経緯で師弟関係になったのか聞いてみた。
「高校時代から大学(アマチュア)時代と選手になる前から加瀬さんに練習で付いて貰っていた。養成所を卒業して師匠をどうするとなった時に『それならお世話になった加瀬さんがいいな』と思い、師匠に弟子入りをしました」。
「あとは年齢を重ねた今でも先行を貫いている姿はかっこいい。自分も先行して勝ちたいという気持ちがあるので本当に尊敬しています」と戦う場は違えど、師匠に対しての尊敬の意を話してくれた。
レース前後のアドバイスは?と聞くと「レースに関してのアドバイスはあんまり。それよりも『生活はちゃんとしなさい』、『挨拶や礼儀はしっかりしなさい』というアドバイスが多いです」と照れ笑いを浮かべた。
まるで親子みたいだなと思っていると、やはり周囲からも結構言われているそうだ。
迎えた今開催は大宮でのルーキーシリーズ以来の500バンク。ルーキーでの単騎戦と違ってラインでの競走。「自力を出して勝つ事はもちろん。ラインで決めることを意識して走りたい」と意気込んでいた。
初日は後ろに地元のベテラン坂本英一と野崎修一を連れての競走。人気に応えることはもちろん、地元勢を連れる競走ができるかにも注目が集まる。