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【岸和田競輪F1】小嶋敬二&藤田昌宏 ベテランタッグ

2024/10/19

岸和田競輪「サテライト湖南カップ」A級決勝戦でベテランタッグが結成された

 小嶋敬二と藤田昌宏。共に齢50を超えた今も自力を交えて元気一杯に走っているベテランがA級決勝戦で連係する事になった。まず、藤田は「準決では南部翔大君が相手だったが、彼の戦歴等を見ていたら、突っ張り先行はないなと。それでも初手は拘りなく走った。鐘で一本棒になったが、彼に視線を送ったら、動く気配がなかったし、自分のタイミングが来たと思ったし、鐘4角から踏み込んだ。特にホームでの向かい風は気にならなかった。感じ良く駆けられたが、後ろの桜井宏智さんにはきつかったみたいで、バックから離れてしまったみたい。それでも連に絡めると思ったが、南部君に行かれたし、単純に力負けでしょう。けど、レースの流れを支配したのは自分と言えると思う。折角、決勝に勝ち上がれたし、見せ場以上は作りたい。ただ、単騎になると自分は全く持ち味を出せなくなるし、ラインが出来てくれた方がありがたい」。

それを聞いた小嶋は「準決で南部君には世話になった。前から全ツッパと思っていたんだが(笑)、あっさりと引いての捲り返し。藤田が強くて捲り追い込みみたいだし、あれは抜けないでしょう。さっさとS級に上がって欲しい(笑)。決勝は中近で連係すると3番手だし、それだと面白くない。単騎でやろうと思ったが、藤田君が連係しましょうと言って来てくれた。前で自力でやろうと切り出したが藤田君が、いや、今回は前でやれる状態だし、是非とも小嶋さんに付いてもらいたいと言ってくれたので、それならその心意気を買って付きますよ。今回は追加だけど、連日マーク戦で楽が出来るし、良い追加ですよ」。

それを受けた藤田は「以前、S級で連係した時には自分が後ろでした。けど、今の状態が良いので、今回は前でやりますと小嶋さんに直訴して認められましたし、迷惑を掛けない様に精一杯頑張るだけです」。

このような流れでベテランタッグが決まった。二人の年を合わせると100と4。23歳の若手、南部翔大、27歳の浅見隼をどこまで翻弄出来るか、楽しみだ。

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