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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「10月第2戦」が9日から開幕する。タイムトライアルで一番時計となった滝本幸正に話を聞いた。
滝本は3開催連続でタイムトライアル自己ベストを更新。10秒416の好タイムで全体の1位となった。その好調の要因を尋ねると「上板からの駆け降ろし方が上手くいったからだと思います」と納得の表情。
6月には特別昇級を決めてデビューから2年でS級の仲間入りを果たした。9車立てデビューとなった岐阜記念では、初日こそ6着で予選敗退も2日目以降は1着、2着、2着で3度の確定板入り。
「脚が付いているとは感じない。それにS級は、やっぱりA級と違って流れもあるしスピードも速い。脚の差を感じますね。ここまでの中4日は変わらず普通にバンクで練習。次走の2度目の記念に向けてって感じです。体調面は問題ないです」
と話すが、ある程度の力がなければS級には上がれないし、タイムトライアルでの自己ベスト連続更新も脚が付いている証拠だろう。
ただ、そんなイケイケムードの滝本にアクシデントが。
「ハロンが終わってローラーでダウンの最中に、ギヤ板が欠けてしまって…。売店に行って買ってきます。出費です、これではマイナスからのスタートですよ」と肩を落とす。そして、売店から戻ってくると「ギヤが売っていなくて…。あるもので凌ぎます」と踏んだり蹴ったり。
ここ2場所は予選からしっかりと連対しているし、安定感が増してきた印象。このピンチをどう乗り切るか。滝本の対応力に注目したい。