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大宮競輪場で20日からモーニング「ブリヂストンサイクル杯杯(FII)」が開催される。初日の5Rに出場する渡邊颯太に話を聞いた。
渡邊は昨年の1月、A級1班に昇班してからもコンスタントに準決勝に進出。しかし、最近の成績を見ると敗者戦回りも多く、1着の数字もポツポツ。どこか物足りなさを感じてしまう印象だ。
近況の状態を伺うと「自分でも今年に入ってから、あまり良くないとは感じていますね…」と肩を落とす。続けて「ここ半年は追加を断らず、呼ばれたらレースに参加。そうしているうちに気が付けば、毎月3本走るペースになってしまって練習量が減ってしまったんですよね。レースに出ていれば大丈夫かな、と思っていたけど、やっぱり練習は大事ですね」と話し、不調の要因は明確だ。
「最近は練習ができているし、徐々に戻ってきている感じはあります。2場所前では連勝もできたし、前回の広島は着だけ見たらアレですけど、内容は良かったと思う。今回もしっかりと動いて、いい流れに乗っていきたい」と復調に向けて手応えを感じつつある様子。
大宮は3月以来となるがバンクの印象を聞くと「500バンクのなかでは、いい方。デビュー戦が大宮でしたし、何というか初心にかえるというか(笑)」。
明日は後ろに同県の荒木伸哉、さらには若林耕司-齋藤昌弘の群馬コンビが加勢して援軍充実だ。「荒木さんは点数もあるし、プレッシャーですよ(苦笑)。群馬のお二人も付いて4車に?これはより一層と頑張らないと」と気合は十分。
相手は松本一志-藤田剣次-徳吉広紀の九州勢3車。松本も積極的なタイプだし、逃げ捲りを使い分けた柔軟な走りで勝ち上がりを目指す。