PIST6・前反祐一郎が連勝！市本隆司からのアドバイスとは

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で10日から「PIST6 Championship」のサードクォーターラウンド3が開催中。11日の準決勝Ｂ(5R)に出場予定の前反祐一郎に話を聞いた。

一次予選は5コーススタートの前反。ペーサーが外れると6コースの小酒大勇が先頭へ。この時点で前反は最後方に。残り2周、前反が上昇。1周かけて先頭へ出切ると、ラスト1周もスピードは加速。1.0倍1番人気の神開一輝の追い上げを振り切って、白星スタートを飾った。「後方に置かれて焦りましたね。自分で動いていったのは良かったけど、早く行き過ぎたと思って後悔した（苦笑）。最後は神開君に交わされたと思ったので、押し切れて嬉しいね。前回時の経験を生かせていると思う」と笑顔。

対戦した神開は「前反さんの脚、気持ちも強かった。自分の気持ちの弱さが出てしまい、行くべきところで仕掛けられなかった。大学の大先輩・前反さんにやられました…」と前反の積極策に脱帽。

続く二次予選、前反は4コーススタート。先行タイプが不在のメンバー構成。先に動いた6コースの吉田裕全を追い上げ、残り1周半で先頭へ。5.0倍のギヤを生かした力強い先行を披露し、2連勝を飾った。

検車場に引き揚げると「出来過ぎでしょう！準決勝に乗れたのは嬉しいけど、今はもう脚が一杯。この後からケアに専念しないと、明日の朝が恐ろしい（笑）」。

1.1倍の1番人気については「えー！自分が？！走る前にオッズを見なくて良かった。1.1倍なんて数字を見たら、怖くて走れない…（笑）。でも、人気に応えることができて良かったです」と胸を撫で下ろす。

5.0倍のギヤを駆使し、2走ともパワフルな走りを見せた前反。ギヤについては、ある人のアドバイスがあったそうで…「同県の先輩・市本さんが『若い子に勝つんにはギヤをかけないと』と言われた。市本さんも結果を残しているし、自分も一生懸命踏んでいます（笑）。準決勝のギヤ？いやいや、下げたら市本さんに怒られちゃうよ（笑）。それにギヤをかけていると、スピードに乗っちゃえば進んでくれるのでね。このままのギヤで走る」。

最後は「準決勝もぶちかましたいと思います！」と意気込んだ。