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松戸競輪の「開設74周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」は2日、2日目を開催。連勝で準決勝進出を決めた根田空史に話を聞いた。
前受けの中川誠一郎を伊東翔貴が斬って、赤板すぎに根田空史が一気に仕掛ける。岩本俊介マークも3番手の飯嶋則之は離れてしまい、伊東がはまる。根田の加速は止まらず、岩本とのマッチレース。車間をきって援護した岩本は懸命に踏むも、根田が押し切りワンツー。
根田は「理想は中団から、その方が自分のタイミングで行きやすいかなと。伊東君が早めに斬りに行ったから、落ち着いて自分の持つ距離から行こうと。あそこで伊東君に付いて行くと踏み合いになって、岩本さんも狙われる。見送って、飛び付かれないように極力上を走っていった」と思い描いたプラン通りにレースを運べた様子。
逃げ切り2連発!持ち味を存分に発揮して連勝、その要因は自転車にあるそうで…
「自分の体調ってよりかはフレームがマッチしている。宮記念杯の時の自転車だけど、柔らかすぎたのを硬いクランクに変えてみてバランスが良くなった。柔らかい分、力が逃げて踏み出しも悪かった。それが解消されてセッティングの方向性はかなり見えてきた」と分析。
「相当良いメンバーで準決勝も厳しい戦いになると思うけど、出切っちゃえば良い勝負はできる手応えがある」
その言葉からも確かな力強さをくみ取れた。勝負の準決勝、地元一丸となって牙城を守る。