グレードレース

【阿波おどり杯争覇戦】犬伏湧也が嬉しい地元記念初優勝!!/地元の優勝は太田竜馬以来で3年振り

2024/07/07

小松島競輪場の「阿波おどり杯争覇戦(G3)」が7日に幕を閉じた。 最終日12RのS級決勝で見事地元優勝を成し遂げた犬伏湧也に話を聞いた。

 赤板で押さえた嘉永泰斗が腹を括ってそのまま先行する形。中団から新田祐大が捲ったが山田英明にブロックされ不発。その外からきた犬伏湧也の捲りが届いて嬉しい地元記念初優勝。記念優勝は昨年の大垣記念以来で2度目。

表彰式から戻ってくると「地元の重圧もあって、いつもと違う緊張感の中で走っていました。オグさんと取れた位置からで、あとは自分の行けるところからと話していた。煽りもあってけっこう上を行く感じになったけど、吸い込まれる感じで行けました。必死に踏みながら届いてくれと。ゴール前で1着かなと思った」とレースを振り返った。

そして、記者も思っていたのだが、地元勢が走る度に響く声援の多さ。それについても「地元の声援が凄くて自分も興奮した感じですね」と笑顔を見せていた。

「(優勝の喜びを誰に伝えたいかと聞かれて)オグさんとは分かち合えたので、次は家族と分かち合えればと思います」と照れ笑いを浮かべながら応えた。

小倉はレース後に「犬伏なら誰が前でも乗り越えられるスピードがあると自信を持たせていきました」と言っていた言葉が心に響いた。小倉は落車後でかなりの大ケガ。今シリーズは満身創痍での参加となったが、結果を見ればワンスリーだが地元2人が確定板入り。

一時は調子を落としていたが、ようやく本来の強さが見えてきた犬伏。このあとはサマーナイト、オールスターと大きいレースも続くがそれに関しては「今日のレースはイレギュラーなので(苦笑)。自分の自力を出して頑張りたい。これからはしっかりと組み立てを意識したい」と気合を入れた。ここからの更なる飛躍に期待したい。

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