【久留米競輪第３０回中野カップレースＧⅢ】制したのは競輪復帰戦の山崎賢人

九州連係から見事に二度目の記念優勝を達成した山崎賢人

人気は伊藤颯馬を先鋒に立てた九州勢・嘉永泰斗－山崎賢人が集めた一戦。予想通り、正攻法に構えた新山響平に対し、伊藤颯馬が先行争いを挑み、伊藤が鐘で先制。嘉永泰斗－山崎賢人まで出切る。一本棒のまま、松浦悠士が１角から仕掛けると嘉永が１半番手発進。しかし、森田優弥がバックから更に捲る。松浦を阻みながら山崎が切り替えて直線鋭く抜け出し、記念二度目のＶ。
　山崎は「準決勝に続いて３番手の競走だったし、ラインとしてしっかり機能させないと駄目と思っていた。伊藤君の踏み出しは強烈だったが、余裕はあった。嘉永君が出た後も周りは見えていた。ちょっと迷った所もあったがしっかり反応しないと駄目と。競輪復帰戦で結果を出せたけど、前三日は勝ち切れていないし、これからも自力の力を上げて行きたい。ナショナルチームでレベルアップはしているけど、まだまだだと思っている。この後、オールスター等が控えているけど、世界選手権もあるし、その中でもしっかりと実力を付けて、九州地区をもっと盛り上げて行ける様にしたい」。