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【京王閣 ミッドナイト】徹底先行の枠元一葵は「自分の走りをするだけ」
5月11日から京王閣競輪場で「ウィンチケットミッドナイト競輪(F2)」が開催されている。
2日目の12日に行われる準決勝8Rに出場する枠元一葵選手に話を聞いてみた。
初日は予選のメイン(8R)を任されて一番人気だ。1番車だったのだがスタートを取れず、結果的に吉松賢二が前受け。しっかり押さえたまでは良かったが、吉松賢二は車を下げずイン粘り。番手で大先輩の中沢央治を気遣う逃げを打ったのだが、中沢央治は競り負けてしまった。楽に押し切って人気には応えたが、少し後味が悪かったのではないだろうか。
その事を聞いてみると「自分はスタートが苦手なんです。中沢さんが『俺が取りにいくよ』と言われたんですが…。外(中沢央治)が競り勝てるように考えて踏んだんですけど、自分だけになってしまった。こういうレースは何度も経験しているのに…」と悔しさが表情に表れていた。
「デビューしてからずっと先行でやっています。こういうのは若いうちにしかできないですし、これからも積極的なレースをしていくつもり。ただ、自分は捲りが苦手なので、後手を踏んでしまうときびしくなるんですよ。だから大敗も多いし、それで点数が上がらない。その事で何度も心がポキッと折れたりするんですが(苦笑)。次は準決勝ですけど、自分の走りをするだけ。頑張ります」と締め括ってくれた。