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_武雄競輪場で11日から「大楠賞争奪戦(GⅢ)」が開幕。地元1着スタートを切った山口敦也に話しを聞いた。
_俊敏な動きで好スタートを切った山口敦也
_3月に当地で行われたG3では決勝まで勝ち上がった山口敦也。近況はメキメキと点数を上げて来て、追い込みも型に付いて来たイメージ。
_初日は予選のメインで連係実績豊富な伊藤颯馬を目標を目標から1着と好スタートを切った。しかも決して楽な展開ではなく、朝倉智仁に内から掬われかけたが、上手く凌いでしっかり差し切った。
_普通なら腰が砕けて浮いてしまう処だが「あれは得意なんです」とニヤリ。「普段から練習しているので。ただ、早めに飛ばそうと思ったのが失敗だったし、もっと引きつければよかったなと技術不足を感じたところもあります」と自己採点は厳しめ。
_「颯馬は行ける処から仕掛けると言っていたので、作戦はそこまで考えていなかった。いいスピードで仕掛けてくれた。今日は自分なりに考えて走る事が出来たし、3月のG3よりも走れている感じがありますね」と手応えも。
_自称スロースターターらしく「初日を決勝のつもりで走りました」と言う。二次予選は清水裕友-山田英明の後ろと位置は最高。勝ち上がることはもちろん、清水が先行したら頭まで突き抜ける絵が浮かぶ程のデキだった。