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京王閣競輪場のナイター競輪「スマリレ富士通CTCサンスポ杯(F2)」が8日に最終日を迎える。最終日3Rを走る布居翼に話を聞いた。
準決勝は3着で惜しくも決勝入りを逃した布居だが、布居らしい前々に攻める走り2着、3着と着もまとめている。連日、動けているし着以上の走りを見せている。
少し前まで上がったと思ったら、点数をグッと下げていたが、また少しずつ良くなってきたように感じる。話を聞いてみると「追い込みを目指した方が良いのかなって思って、戦法を変えてみたけど、新人の子を転かしてしまい失格したり、点数も下げてしまった。戦法を変えるのは上に上がってからかなと思って、また自力に戻ってやり直そうと思い始めたんです」と話してくれた。
ただ、一回失敗を経験したが、それでも良かったことはあるようで「自在に立ち回っていた時期があったから、(準決勝みたいに)内へ行くのも余裕を持って行けるようになった。父(寛幸)にも自在にはやれた方がいいとは言われているので、いい経験だったと思う」と話してくれた。
そして、父の寛幸が先日まで開催されていた福井の2日目に見事なカマシ捲りを披露していたが「S級では付いていくのがやっとって話していたけど、A級になってからは自分で行けたなと言っているので。父もだけど、弟の大地に妹の光も頑張っているので、自分も負けないように頑張らないと!」と奮起。
布居家族は仲良し家族と聞いてはいたが、話を聞いて家族皆で支えっているのだなと感じた。「うちの家族は誰かがが良くなると皆が上がってくる。その分、誰かが崩れると皆崩れちゃうんですけどね(苦笑)。自分も頑張って家族皆がもっと上がれるように頑張ります」と仲の良さが伝わった。
チャレンジでくすぶってはいるが、点数以上のモノは持っている。失格があったのは痛いが、これから巻き返して、布居家の兄としても皆を引っ張っていくことだろう。