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京王閣競輪場のナイター競輪「スマリレ富士通CTCサンスポ杯(F2)」が6日に初日を迎えた。 7Rのガールズ予選①を走った石井寛子に話を聞いた。
初日は叩いた畠山ひすいと叩かれるも巻き返しに行った五味田奈穂の踏み合いを捲った石井。
初日はゴールデンウィーク最終日ということもあり、石井を応援する観客も多かったようで、何が何でも1着をの思いだったろう。
レース後には「腰を痛めてしまったけど、レースまでに状態のピークを持っていくことができた。
正直、不安だったけど、1周回るごとに応援団の声援が凄くて、最終3コーナーからは自分の力じゃないみたいな。
声援に背中を押されて、自分が調子の良いときの倍以上の力が出ました」とホッとした表情を浮かべながら話してくれた。
そして、締めくくりには「こうして走れていることって凄いなって。健康で走れている。本当に、走れることに感謝ですね」と感慨深く、自然と口からこぼれ出た言葉。ガールズケイリンを牽引してきたひとりだし、思うモノがあったのだろう。話している姿に心を打たれた記者であった。
腰痛は選手にとって付き合っていかないといけないものでもある。
少々、不安は残っているようだが、『地元3割増し』という言葉もあるし、前走の久留米オールガールズの最終日は『気持ちで走る』を体現しての1着。
まずはホームでの決勝に向けて気持ちを込めた走りで魅せる。