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立川競輪場の「スマートリレー・デイリースポーツ杯(F1)」が10日に最終日を迎える。 最終日の4R A級特選を走る野中祐志に話を聞いた。
初日特選から『追い込みにシフトしていってもいいのかも…』と他地区の徳田匠に付いた野中。準決勝は後輩の加藤将武を目標に得たが、惜しくも3着で決勝を逃した。最終日のメンバーは野中が動いて地元の松根真、樋口絢土が付くという想定だろうが、内山雅貴の番手にジカ勝負することとなった。
「番組的にも本当は自分が動いて地元勢なんだろうけど、内山君相手じゃ自分の自力は通用しない。初日特選には意思表示をしたし、今後は他地区でも付く。競りですか? 競り込まれるのは何度もあったけど、自分で競りにいくのは初めて。これも勉強だし、走りながら勉強していければ」と悩ましい表情を浮かべながらも、今後に向けての意気込みも感じた。
『自分でやることに名残惜しさは?』と問うと、「うーん…。それはないですかね。まだ通用するくらいの力があればまた違うと思いますけど。何かキッカケがないと変われないですし。競輪って難しいですね」と苦笑いを浮かべながら応えた。
今回一緒に走った加藤将武もだが、特に埼玉は若手が続々と出てきている。自然と追い込みになっていく流れもあったかもしれないが、野中にとっては良いキッカケだったのかもしれない。新たな競輪人生の幕開けに期待したい。