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今年もオールスター競輪が8月9日~14日の6日間、西武園競輪場で開催されています。トップスター選手による夏の夜の熱きバトルにご注目ください。
自分は福島県いわき市在住なので当然、ホームバンクはいわき平競輪場。なので今回は少しだけ平オールスターの思い出話をさせていただこうと思います。
それは東京オリンピック組の参戦で盛り上がった第64回大会? それともワッキーこと脇本雄太選手が初タイトル獲得となった第61回大会?
いえいえ、私の一番思い出に残っている大会は出口真浩選手(神奈川・63期)が優勝した1994年の第37回大会です。この業界に入って数年が経ち、自分の担当場で経験する初のビッグレースに毎日が緊張と興奮の連続。そして周囲の先輩記者達からは「これでお前もようやくトロッコから汽車(記者)に格上げだな」と冷やかされたものでした。
後日談ですが、競輪場内の次回出場予定選手(看板)の前で数人のお客さんが談笑中。そっと聞き耳を立ててみると1人のお客さんが「おっ、次回はインの魔術師が来るんかぁ。一発やってくれそうだな」とポツリ。言い得て妙だなとつくづく感心。
そんな出口選手も53歳。7月末のいわき平競輪で準決に進出した姿をみて、もう一踏ん張りと同世代の自分に喝!