【岸和田競輪Ｆ１（３月２８日～３０日）徹底解剖データ】

 

【岸和田競輪（３月２８日～３０日）徹底解剖データ】

 

バンクの特徴

〇直線の長さは標準的で、クセのないオーソドックスな400ｍバンク
2021年5月の改修で青く塗装され、凹凸が無くなり軽くて滑らかになって、よりスピードが出る様になった

〇基本的には浜風の為、バックは追い風・ホームは向かい風
天候が悪くなる時は山風に変わり、風向きが逆となる場合もあるので注意

 

決まり手別勝率　

（岸和田競輪場において、２０２２/１２/３１～２０２４/２/７までのガールズを除くチャレンジ、Ａ級、Ｓ級の全８６４レース）

1位　差し　４７％

2位　捲り　３０％  

3位　先行　２３％

差しが４７％、捲り３０％と風の影響もあるのか、データ的には先行が残りにくい結果に。

 

決まり手別内訳

差し・追込み（直線コース）

１位　外　９２％　

２位　中　６％

３位　内　２％　

シンプルに外からの追込みが圧倒的。

 

捲り（仕掛けた場所）

１位　１コーナー～２コーナー捲り　３６％

２位　捲り追込み（４コーナー過ぎに出切った捲り）　２４％

３位　ＢＳ～３コーナー　２１％

４位　番手捲り（番手発進、他自力選手が番手に嵌ってからの捲り）　１８％

５位　鐘～ＨＳ　１１％

６位　その他　　６

捲りのポイントはどこからが決まり易いというほどの差は出ず、特に不利、有利はなさそう。

 

先行

１位　押さえ先行　４９％

２位　カマシ先行　３１％

３位　突っ張り先行　２０％

先行での逃げ切りは、シンプルな押さえ先行が約半数。平均的な数字と言える。

 

 

【出場選手徹底解剖データ】

全選手の岸和田バンク過去２年出走成績（Ａ級・Ｓ級在籍時の成績を含む場合あり）

【Ｓ級１班】

☆吉田敏洋（愛知）両

１着３回　３着５回　着外２回

山口富生（岐阜）追

１着１回　着外２回

畑段嵐士（京都）両

１着１回　着外２回

☆神田紘輔（大阪）追

１着６回　２着３回　３着３回　着外６回

桑原大志（山口）追

１着２回　２着２回　３着２回　着外１０回

小川真太郎（徳島）両

１着０回　２着１回　３着１回　着外８回

山中貴雄（高知）追

過去２年出走なし

（最終出走２０２１年１２月３１日～１月２日「１３２」）

林大悟（福岡）自力

１着１回　着外２回

井上昌己（長崎）追

１着２回　２着１回　３着１回　着外８回

 

【Ｓ級２班】

山内卓也（愛知）追

１着１回　２着１回　３着１回　着外３回

舘泰守（愛知）追

１着０回　２着０回　３着１回　着外２回

林敬宏（愛知）自力

１着２回　２着３回　３着２回　着外５回

藤原誠（岐阜）追

１着２回　２着２回　３着２回　着外５回

三宅裕武（三重）追

１着１回　２着３回　３着０回　着外５回

松崎貴久（富山）追　追加

１着２回　２着３回　３着４回　着外９回

松田大（富山）両　追加

１着０回　２着１回　３着１回　着外７回

村田祐樹（富山）自力

１着２回　２着０回　３着０回　着外１回

岩本和也（石川）追　追加

１着２回　２着４回　３着２回　着外７回

八日市屋浩之（石川）追

１着０回　２着０回　３着２回　着外４回

吉川希望（石川）自力

１着３回　２着１回　３着３回　着外５回

伊原克彦（福井）両

１着０回　２着１回　３着０回　着外２回

高田修汰（福井）自力

１着１回　２着１回　３着１回　着外３回

脇本勇希（福井）自力

１着３回　２着４回　３着２回　着外７回

伊代野貴照（奈良）追

１着１回　２着３回　３着２回　着外８回

元砂勇雪（奈良）両

１着２回　２着１回　３着４回　着外５回

貴志修己（和歌山）自力

１着２回　２着２回　３着１回　着外６回

松村友和（大阪）追

１着１回　２着３回　３着１回　着外５回

酒井拳蔵（大阪）自力

１着４回　２着１回　３着１回　着外６回

高津晃治（岡山）追

１着０回　２着１回　３着２回　着外３回

田中勇二（岡山）追

過去２年出走なし

（最終出走２０１７年１１月１７日～１９日「４６２」）

奥村諭志（岡山）自力

１着０回　２着１回　３着０回　着外６回

吉永好宏（広島）追

１着０回　２着３回　３着２回　着外５回

久保田泰弘（山口）追

１着３回　２着１回　３着１回　着外５回

池田憲昭（香川）追

１着１回　２着１回　３着０回　着外４回

網谷竜次（香川）追

１着０回　２着２回　３着２回　着外６回

川口雄太（徳島）自力

１着０回　２着３回　３着２回　着外５回

佐々木則幸（高知）追

１着１回　２着１回　３着０回　着外２回

山本拳也（高知）追

１着１回　２着０回　３着１回　着外４回

八谷誠賢（福岡）自力

１着０回　２着０回　３着０回　着外３回

坂本亮馬（福岡）追

過去２年出走なし

（最終出走２０２１年５月３１日～６月２日「２３２」）

松尾信太朗（福岡）追

過去２年出走なし（最終出走２０２２年２月２１日～２３日「７４１」）

小川賢人（福岡）両

着外４回

瀬戸栄作（長崎）自力

１着１回　２着１回　３着０回　着外５回　

大野悟朗（大分）追

過去２年出走無し（最終出走２０１８年３月５日～７日「６１８」）

安東宏高（大分）追

１着０回　２着０回　３着１回　着外５回

田中陽平（熊本）追

着外４回

松岡考高（熊本）両

１着２回　２着１回　３着０回　着外３回

上田尭弥（熊本）自力

過去２年出走なし（最終出走２０２１年１１月７日～９日「２３６」）

田川翔琉（熊本）自力

初出走

 

☆Ｓ級　バンク相性参考のおススメ選手☆

今節参加選手の中で、過去２年岸和田バンクにおいて最多６勝を挙げている地元の神田紘輔。

出走本数の多さもあるが、やはり地元バンクの利は大きい。

熟知したバンクでシリーズリーダーとして要注目！！

 

岸和田バンク直近１０走中３勝を挙げているレジェンド吉田敏洋も外せない一人。

近況は若手に付けての番手戦も多いが、勝負強さはまだまだ健在！！

 

 

【Ａ級１班】

疋田敏（愛知）追

１着２回　２着４回　３着３回　着外３回

朝日勇（愛知）追

１着２回　２着３回　３着０回　着外７回

鷲見逸喜（岐阜）追

１着１回　２着３回　３着１回　着外４回

伊藤健詞（石川）追

１着０回　２着１回　３着４回　着外５回

奥出良（石川）自力

１着２回　２着３回　３着１回　着外３回

☆菱田浩二（京都）自力

１着１回　２着２回　３着１回　着外３回

布居寛幸（和歌山）追

１着０回　２着３回　３着２回　着外８回

☆堀僚介（大阪）自力

１着４回　２着２回　３着３回　着外６回

市村昌樹（兵庫）両

着外２回

近藤修康（岡山）追

１着０回　２着１回　３着０回　着外５回

桶谷明誉（広島）追

１着０回　２着１回　３着０回　着外５回

☆今村鱗太郎（高知）自力

１着２回　２着０回　３着０回　着外１回

☆門田凌（愛媛）両

１着０回　２着２回　３着１回　着外２回

西田大志（福岡）追

１着０回　２着０回　３着１回　着外２回

名川豊（福岡）追

１着０回　２着０回　３着２回　着外４回

林昴（福岡）自力

１着０回　２着１回　３着０回　着外２回

☆一丸尚伍（大分）自力

１着３回　２着３回　３着１回　着外２回

 

【Ａ級２班】

水谷将司（愛知）両

１着１回　２着２回　３着１回　着外３回

牛田樹希斗（愛知）自力

１着１回　２着１回　３着１回

岡崎祥伍（岐阜）追

１着０回　２着１回　３着１回　着外４回

井田晶之（三重）自力

１着０回　２着０回　３着１回　着外２回

南大輔（京都）追

１着０回　２着１回　３着３回　着外２回

中武三四郎（大阪）自力

１着２回　２着２回　着外２回

徳丸泰教（兵庫）追

１着１回　２着２回　３着２回　着外８回

長谷俊昭（岡山）追

過去２年出走なし（最終出走２０２１年５月３１日～６月２日「３６６」）

榊原洋（岡山）追

１着０回　２着０回　３着２回　着外５回

岡崎克政（岡山）自力　追加

１着０回　２着１回　３着０回　着外２回

富武大（山口）自力

１着１回　２着１回　３着０回　着外１回

水木裕聡（高知）追

過去２年出走なし（最終出走２０１７年１２月８日～１０日「３５４」）

川上修平（高知）追

１着２回　２着２回　３着０回　着外６回

瓦田勝也（福岡）追

着外３回

高鍋邦彰（福岡）自力

１着０回　２着０回　３着１回　着外２回

小岩哲也（大分）自力

１着０回　２着１回　３着２回　着外３回

☆甲斐俊祐（大分）自力

１着１回　２着２回

松本大地（熊本）追

１着０回　２着１回　３着０回　着外２回

 

☆Ａ級　バンク相性参考のおススメ選手☆

ここも地元の堀僚介に注目！！今節参加のＡ級選手では岸和田バンク最多４勝。

直近Ｖ３と切れ味も戻りつつあって上り調子。前節Ｖの勢いもそのままに地元での連続Ｖへと突き進む。

 

 

【有力自力選手の直近１０場所３着までの成績内訳、短評】（通常開催７車立てに絞って）

【Ｓ級１班】

吉田敏洋（愛知）両

１着　３回【カマシ先行１　番手戦２】

２着　６回【番手戦６】

３着　６回【捲り１　叩かれ流込み１　番手戦４】

番手戦での勝率高いが、やっぱり吉田を付けると自力選手も普段より発奮で頑張るレースが多い印象。

 

畑段嵐士（京都）両

１着　９回【捲り６　番手戦３】

２着　５回【捲り２　番手戦３】

３着　３回【捲り１　叩かれ流込み１　直線追込み１】

自在型、位置取り重視の競走。

位置取ってからの捲り、追込み、流れで飛付きと何でも出来る。番手戦も難なくこなす。

 

小川真太郎（徳島）両

１着　５回【捲り１　番手戦４】

２着　５回【捲り３　番手戦２】

３着　４回【番手戦３　捲り１】

自在型、位置取り重視の競走。捲り、飛付きとタテヨコ対応。

若手選手が増えてきて番手戦も増えつつある。近況５勝の内、４勝が番手戦。巧みなリードで直線抜け出しを図る。

 

林大悟（福岡）自力

１着　１１回【カマシ先行２　捲り７　叩かれ番手ハマり交し２】

２着　５回【突っ張り先行３　捲り１　番手戦１（地元決勝）】

３着　２回【抑え先行１　叩かれ流込み１】

捲り、先行タイプ。

以前は何が何でもの先行型だったけど、今は先行よりも捲りの比率が高くなり勝ちを意識した競走も増えて勝率ＵＰ。

 

【Ｓ級２班】

村田祐樹（富山）自力

（今期Ｓ級戦５場所）

１着　４回【突っ張り先行２　カマシ先行１　捲り１】

２着　５回【突っ張り先行３　抑え先行２】

徹底先行型。

前が取れれば基本は突っ張り先行スタイル。

Ａ級で無類の強さを誇った長距離砲。今期からＳ級昇級でまだまだ伸びしろ十分の好素材。

 

脇本勇希（福井）自力

１着　６回【突っ張り先行１　捲り５】

２着　５回【カマシ先行２　抑え先行１　捲り２】

３着　６回【突っ張り先行２　抑え先行１　捲り４】　

カマシ、捲りタイプ。

兄（脇本雄太）譲りのスプリント脚質。

ツボにハマった時の一発は痛烈だが、構えすぎて不発ケースも多くあるので、まだまだ全体的な底上げが必要。

 

貴志修己（和歌山）自力

１着　７回【抑え先行２　捲り４　内突き掬い交し１】

２着　４回【カマシ先行１　突っ張り先行２　捲り１】

３着　５回【抑え先行２　捲り３】

先行、捲りタイプ。強引に来られると無理にやり合わず、冷静に引いての捲りも。

前々へと踏み上げる果敢なスタイルで番手選手への貢献度は高い。

 

酒井拳蔵（大阪）両

１着　２回【捲り２】

２着　５回【突っ張り先行１　捲り２　番手戦２】

３着　４回【捲り４】

カマシ、捲りタイプ。位置取りからの捲り。

しっかりと位置が取れれば捲りが飛び出すが、位置が取れないとキツイ。近況数字を落としているが、地元戦なら３割増しなので３日間狙いたい選手。

 

 

Ａ級１・２班

菱田浩二（京都）自力

１着　７回【抑え先行２　捲り４（Ｖ１）　番手戦１】

２着　４回【カマシ先行１　捲り１　叩かれ番手ハマり１】

３着　３回【カマシ先行１　捲り１　番手戦１】

先行、捲りタイプ。あまり構える事はなく、叩かれてもすぐ反撃。前々に踏み上げるスタイルは好感度高め。

 

堀僚介（大阪）自力

１着　１２回【捲り７（Ｖ１）　イン捲り１（Ｖ）

カマシ先行２（Ｖ１）　番手戦２】

２着　５回【捲り３　番手戦１　３番手１】

３着　３回【捲り２　番手戦１】

捲りタイプ。あまりに緩めばガツンとカマす場合もあるかもしれないが、基本的に先行は、ほぼないと考えて良い。

捲りは遅めの仕掛けで捲り追込み気味のため、自分だけ届く事も多いがキレは抜群。

 

今村鱗太郎（高知）自力

１着　７回【カマシ先行１　捲り５（Ｖ２）番手奪い交し１】

２着　８回【カマシ先行１　捲り７】

３着　５回【カマシ先行１　捲り２　直線追込み１　番手戦１】

捲りタイプ。先行よりは位置取りからの捲り。

流れの中ではヨコの動きも。捲りで連続Ｖを決めており、今節３連続Ｖを目指す。

 

門田凌（愛媛）両

１着　８回【カマシ先行１（Ｖ）　捲り３　番手戦２

直線追込み１　飛付き番手奪い交し１】

２着　４回【抑え先行１　カマシ先行１　捲り２】

３着　３回【捲り２　番手戦１】

捲りタイプ。Ｓ級でもバリバリ活躍していた選手なのでＡ級戦ではちょっと力が違う印象。

ヨコも強く位置取りは巧い。捲り脚は強烈。

 

林昴（福岡）自力

１着　７回【抑え先行２　カマシ先行１　突っ張り先行１

捲り３】

２着　５回【抑え先行３　突っ張り先行１　捲り１】

３着　１回【抑え先行１】

先行、捲りタイプ。

今節あっせんの大悟、慶次郎を兄に持ち、今後活躍が期待される九州若手の一人。

まだまだ全体的な底上げが必要だが、ポテンシャルは高い。基本スタイルは先行で長い距離を踏むレースが多い。

 

一丸尚伍（大分）自力

１着　１１回【カマシ先行３　捲り６　番手戦２（Ｖ２）】

２着　７回【抑え先行１　カマシ先行１　突っ張り先行２

捲り２　追上げ番手奪１】　

３着　５回【抑え先行４　突っ張り先行１】

先行、捲りタイプ。

何が何でもの先行タイプではないけど、カカれば強い。構えるより前々へと踏み上げるスタイル。今期優勝２回は番手戦。

 

甲斐俊祐（大分）自力

１着　１２回【突っ張り先行５　抑え先行１　捲り６（Ｖ１）】

２着　６回【突っ張り先行４　捲り２】

３着　５回【突っ張り先行３　カマシ先行１　３番手併走１】

 

先行タイプ。

基本的に先行メインの組み立てで、特に予選では前受けからの突っ張り先行が基本。ペースを乱して、やや末を欠く事もあるがレース内容は高評価。まだまだ伸びしろ有り。