グレードレース

【伊東競輪ＧⅢ 花と海といで湯賞】開催展望＆注目選手

2024/03/06

春の訪れを感じる伊東温泉競輪、熱いナイターの戦いが始まる！

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┃層の厚さなら南関勢ＶＳ関東勢
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　本シリーズの南関ラインには機動型が豊富にそろう。エース級には千葉から参戦の岩本俊介、根田空史。地元からはパワーアップした道場晃規をはじめ、長田龍拳、鈴木陸来の117期トリオ。当所ホームの格清洋介と層は厚い。道中のガード役には岡村潤、萩原孝之。厚みを生かした波状攻撃で全国から参戦の強豪と対峙。対する勢力の一番手は関東勢。ラインの中心には吉田拓矢。333走路の戦いでは先行も視野に、好位を取り切れば捲り・差しでＶ取り。ラインにはオールラウンダーの雨谷一樹。前で戦うなら展開次第で何でもこなし、トリッキーな戦術は対戦相手には厄介な存在。道中の守備を固めるのは神山拓弥で、直線に進入すれば差し脚を伸ばす。2班ながら力は特選級の金子幸央も軽視できない実力。埼京からは攻め幅広い高橋築が参戦。関東で結束なら大勢力。

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┃西日本からも実力者参戦！
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　西日本連係からＶ戦線に名乗りを挙げるのは九州から参戦の井上昌己。今年に入ってＧ３は大宮記念、いわき平記念、高松記念の３開催に参戦し全て優参の安定感。シャープな差し脚を武器に突き抜けＶを狙う。中四国からは小川真太郎。本開催ではラインの先頭で戦う可能性が高いメンバー構成だが、ドンピシャのタイミングでカマシ・捲りを決めれば別線撃破。本開催ではＧ3初制覇を狙っての参戦。孤高の原田研太朗は威力十分のカマシ・捲りで一発狙い。勢いに乗った時の中部勢は注目の勢力。まずはスピードある機動力を武器に戦う谷口遼平。短走路だけに一気の先制を決めた時には押し切りまで。川口聖二はタテの攻撃力に加えて、展開に対応する柔軟性も持ち合わせた選手。ラインに勢いを付けるヤングパワーには真鍋顕汰。挑戦者らしい競走で先導役を務める。近畿から参戦の村田雅一らとの中部近畿連係ならＶ勢力の一角に。

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┃ホーム鈴木美教ＶＳ小林莉子
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　ガールズ競輪は鈴木美教と小林莉子がＶ争いをリード。当所ホームの鈴木美教は、前節の西武園では節目の300勝を完全Ｖで飾り完全復活をアピール。元々地元戦に強いタイプだけに、勝機めぐれば逃さずつかみ取る。立ちはだかるのは小林莉子。今年は高松準Ｖでスタートを切り、続く名古屋から前節の川崎まで４場所連続Ｖ。特筆すべきは今年の５開催を通して連対率100％を続けている点。元々勝負強いタイプだが今年はさらに際立っている。両者のＶ争いは熾烈を極めそう。両者の争いに割って入るなら日野未来。２月の松戸では追走した奥井迪の追撃を振り切り逃げ切りで完全Ｖと上昇気配での参戦。２月西武園、佐世保を追込勝負で連続Ｖの當銘直美も逆転候補。キレのあるタテの攻撃力と流れを読む巧みな戦術で迫る。地元からも鈴木奈央、吉村早耶香。鈴木奈央は的確な戦法チョイスで近況の成績安定。吉村は流れやメンバー構成に応じて先行・捲りを使い分けてＶ最前線へ。

ピックアップ選手

　吉田拓矢（茨城107期）

　近況は緩めば仕掛ける先行基本の組み立て。前節の高松記念ＧⅢでは一次予選を捲りで１着突破。二次予選では手堅く先行勝負に出て番手武藤龍生には交されたが、きっちり２着に逃げ残って準決勝進出。準決は惜しくも４着惜敗で優参はならなかったが、積極性を取り戻したことはプラス。後方では苦しい333バンクの戦いだけに、展開次第ではヨコのさばきも駆使してＶ最前線へ名乗りを挙げる。

岩本俊介（千葉94期）

　前節の京王閣ＦⅠシリーズでは初日特選をＨＳカマシで押し切り。準決勝は鐘過ぎ４角カマシで差し脚シャープな番手の嶋津拓弥の追撃振り切り逃げ切り。迎えた決勝戦では松本秀之介（熊本117期）が先行。番手の阿竹智史（徳島90期）が激しいブロックで止めに来るも、その上を乗り越え完全V。勢いをつけての参戦でＶ有力候補。

道場晃規（静岡117期）

　鋭い踏み出しを生かしたカマシ・捲りを武器に、上位陣を脅かす存在に成長。２月の奈良記念ＧⅢでは先行で一次予選を２着通過。二次予選でも果敢に逃げるも５着敗退。特筆すべきはその後の負け戦。集中力を切らすことなく3日目は捲りで勝ち切り、最終日も先行で２着に粘り込み南関ラインで独占は価値がある。地元ＧⅢであるか大仕事。