【立川モーニング】安達隆己

立川競輪場のモーニング競輪「三社杯(F2)」は、23日に2日目が終了。 2日目の1R、A級一般で1着の安達隆己に話を聞いた。

初日は単騎戦で苦戦し7着と大敗したが、2日目は自力健在の市川健太の番手から抜け出し1着。
メンバーが出てから少々悩んだようだが、ベテランの男気先行から約9ヶ月振りの白星を掴み取った。

レース後には「自分は気にしていなかったんですけど、実況の人が言っていたのですが、9ヶ月振りの1着なんですね(苦笑)。

バックで後ろを見ていたから余裕がありそうでした？　いや、全然。一杯一杯でキツかったです。

余裕っぽく見せていただけで、お願いだから仕掛けて来ないでくれ！　って感じだったんです(苦笑)。

でも、地元の市川さんが先行してくれたのに自分だけ勝つレースになってしまったのが申し訳ない」

と久々の1着を嬉しく感じながらも、先行した市川への申し訳ないという想いが強かった。

最近は自在っ気な動きが増え、番手を回っている姿も見ていたがそれについては

「自分も(A級2班に)上がりたての頃は自力で頑張ってみたけど、自分じゃ通用しないなと…。

そこから色々試行錯誤してきて、自在っぽい走りの方がいいのかなと思ってやっています。

自分は番手を回る機会も多い方だし、先頭を走る気持ちも分かっているから後ろを回るときも心掛けているつもり。

これからは前でも後ろでも何でも出来るようになりたいんです」と悩みに悩んだ末とのこと。

「もう若くなんてないですよ」と手を横に振りながら応える安達だが、27歳はまだまだ若い。

なかなか苦戦も多いように見えるが自分のペースで少しずつ、自分のスタイルを確立して欲しい。